「かわいい」と人気のTikTokerも紹介!

流行りの「TikTok」ってどんなサービス? 誰でもわかる基礎解説や人気TikToker紹介も

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2018年になってCMなどでやたらと目にするようになった「TikTok」というサービス。一時期はTwitterやYouTubeでの広告が多く、それを「ウザい」と皮肉ったパロディ動画も話題になりました。もはやビジネスマンにとっても、TikTokは無視できないサービスになってきています

でも、実際どんなサービスなんだろう…と思っている方も多いはず。本記事ではTikTokとはどんなサービスなのか、実際に使って分析した基本情報をまとめました。

そして後半には、TikTokの基本的な使い方、日本で「かわいい」と人気のTikToker人気の楽曲なども紹介します!
TikTokとはカンタンにいうと、15秒から1分ほどの短い動画を作成/投稿できる、短尺動画プラットフォームです。
App Storeのスクリーンショット
(画像はApp Storeのスクリーンショット)
ユーザーは動画を撮影する際に「0.5倍速」「2倍速」と、速さを調節しながら撮影をしたり、アプリ内に実装されている特殊効果を活用して、ユニークな動画が誰でもつくれるようになっています。
さらに、TikTokのカメラには顔の輪郭を細くしたり、肌を滑らかに修正できたりする機能があり、“盛れる”動画をカンタンにつくれます

こうして撮影した動画にアプリ内でBGMをつけられるのも大きな特徴 。2018年10月には音楽聞き放題サービスの「AWA」との業務提携が発表され、同サービス内から約25000曲の楽曲を使えるようになりました。

TikTokとは② 流行ったダンスなどをみんなでマネする文化がある

2010年に発売された倖田來未さんの歌う『め組のひと』が、TikTokで大流行。2018年6月のLINE MUSICデイリーランキングで1位を獲得する異例の事態が起きました。
TikTokのスクリーンショット
(画像はアプリのスクリーンショット)
このブームの大きな要因は、お題をマネする文化にあります。

たとえば一時期、『め組のひと』の曲中の「めッ!」のタイミングでピースをする振り付けの動画が多く見られました。簡単な振り付けかつ口パクということで投稿のハードルは低く、『め組のひと』を使用した動画の数はなんと40万件以上!

ユーザーはほかのユーザーの動画を見て、自分なりの工夫を混ぜながらマネを楽しんでいます。

TikTokとは③ ダウンロード数が世界一になるほどの人気ぶり

日本でのTikTok人気は中高生を中心に加熱し、株式会社AMFが発表した「JC・JK流行語大賞2018」のアプリ部門では1位を獲得しています。
さらにはアメリカの調査会社「Sensor Tower」によると、2018年第一四半期、App Storeのアプリダウンロード数で世界一になりました

もはや一時的な小さなブームではなく、世界的な流行になりつつあるようです。

TikTokとは④ 運営会社は中国のByteDance社。その企業価値は未上場のスタートアップでは世界最大!?

TikTokを運営しているのは中国の「ByteDance(バイトダンス)」という会社。

2012年に創業したばかりのスタートアップですが、すでに大ヒットアプリを生んでいます。ByteDanceがリリースした、日本でいう「SmartNews」のようなニュースアプリ「Toutiao(今日頭条)」は、月間アクティブユーザーがなんと2.6億人にものぼります。(2018年6月時点)

現在は中国国内でリリースしていたアプリの海外展開を進めていて、TikTokのほかにも「Vigo Video」や「Buzz Video」といった動画アプリもリリース。

その勢いはとどまるところを知らず、「Bloomberg」の報道によると、ByteDance社の企業価値は、“ユニコーン企業(評価額が10億ドル以上の未上場のスタートアップ企業)”のうち世界最大になったとのこと。

TikTokの使い方解説(閲覧編)

それでは、ここまでの話でTikTokに興味を持った方に向けて、カンタンに使い方の説明をしていきます。

動画の閲覧はおそらく迷わないはず。アプリを開いたらすぐに動画が再生されます。次の動画に行くには上にスワイプ、戻るには下にスワイプをすれば遷移できます。
画面右にある赤い「+」ボタンを押すか、左にスワイプすると表示されるアカウント詳細画面でフォローが可能。

また、TikTokで特徴的なのは、公式の機能として動画のダウンロードができるようになっているところ。

画面右の上から4つ目に並ぶ矢印をタップし、「動画を保存」を選択すると端末に動画をダウンロードできます。(投稿者が許可している場合に限ります)
TikTokのスクリーンショット
(画像はアプリのスクリーンショット)
YouTubeなどと違って、PCからのアクセスは制限されています。スマホからURLを発行するなどの方法でPCからも閲覧はできますが、使える機能はごく一部。ちゃんと見たければアプリを使うようにしましょう。

日本で「かわいい」と人気のTikToker5選

「かわいい」と人気の女性TikTokerもご紹介します。彼女たちの投稿を見れば、人気のネタもわかるはず!

Hinata (フォロワー 240万)

Hinata
(画像はアプリのスクリーンショット)
2006年生まれ。キッズモデル・キッズタレントの事務所「クラージュキッズ」に所属。2018年現在で、12歳ながら240万を超えるフォロワーを抱える彼女に、各所から注目が集まっています。おかげで『ZIP!』や『めざましテレビ』『なかい君の学スイッチ』ど多数のテレビ番組にも出演しています。

ねお(フォロワー 100万)

ねおのスクリーンショット
(画像はアプリのスクリーンショット)
2001年生まれ、鹿児島県出身。元々「MixCannel」という動画サービスで人気だった彼女は、大手YouTuber事務所のVAZにスカウトされYouTubeチャンネルを開設しています。

コスメやファッションの動画をYouTubeへ投稿しながらも、TikTokでは流行りのダンスを披露し、カリスマ的な存在に。

♡ゆな♡たこ(フォロワー 93万)

ゆなたこのスクリーンショット
(画像はアプリのスクリーンショット)
2004年生まれ、北海道出身。実は彼女は人気YouTuber「怪盗ピンキー」の妹。彼の動画に何度か出演していると、次第に「かわいい」と注目が集まるようになりました。現在は約93万人ものフォロワーを抱える大人気TikTokerです。

渡辺リサ(フォロワー 75万)

渡辺リサ
(画像はアプリのスクリーンショット)
2002年生まれ、広島県出身。TikTokの広告にも度々出演していたので、彼女の姿を見たことがある人は多いはず。過去に妊娠・中絶を発表したことで、視聴者に衝撃が走りました。

Marina(フォロワー:68万)&Erika(フォロワー50万)

Marina&Erika
(画像はアプリのスクリーンショット)
Marina:2001年生まれ、東京都出身。Erika:2000年生まれ、東京都出身。 

「週刊ヤングマガジン」でグラビアデビューを果たした彼女たちは、実は姉妹。揃って動画に出演することも多く、グラビアアイドルとしての活動も期待されています。

TikTokの使い方解説(投稿編)

次に動画の撮影方法を解説。撮影をする場合は、画面下部の真ん中にある「+」のボタンをタップ。

ここで撮影速度や美容効果などを選択して「タップで撮影」「長押しで撮影」と好みの方法で動画が撮れます。また、別のアプリで撮影した動画のアップロードも可能です。
Amebaウォーター
(画像はアプリのスクリーンショット)
十分な長さの動画が撮影できると、画面下部に赤いチェックボタンが表示されます。そこをタップすると、編集画面へ移ります。

ここでは右上から楽曲の選択や逆再生やズームなどの特殊効果をつけられます。TikTok独特の動画は、この編集機能から生まれています。
ただし、よく見かける「トランジション(切り替え効果)」はちょっとしたテクニックが必要。
出典Youtube
トランジションを活用した動画。被写体の男性がフレームから外れたと思ったら、スッとまた男性が出てきます。この切り替え部分がトランジション
撮影しながらスマートフォンを動かし、適切なタイミングで一時停止、再度撮り始める…という作業を繰り返して不思議な動画がつくられています。

音楽とぴったり合った動きができているのは、音を流しながらの撮影や撮影後にBGMのトリミングができるから。詳しくはこちらの動画をご覧ください。
出典Youtube

TikTokで流行った人気曲3選

TikTokでは、BGM機能があることによりアプリ内で曲が大流行することがあります。過去に流行ったものを振り返って、人気曲の傾向を感じてみてください。

Matteo『Panama』

出典Youtube
通称「シリシリダンス」と呼ばれるダンスのBGMとして使われている曲がこちら。Matteoの『Panama』です。
出典Youtube
ヒカキンさんの「ウザい広告自力でやってみたw」で話題になった、銃を撃つ動作が特徴的な振り付け。

Flori Mumajesi 『Beautiful ft. Ledri Vula』

出典Youtube
この振り付けの動画で使われているのは、Flori Mumajesi の『Beautiful ft. Ledri Vula』。1:30あたりがTikTokで使われている部分です。

倖田來未『め組のひと』

出典Youtube
PVで倖田來未さんが披露している、「めッ!」のタイミングでピースを決める振り付けが大流行。おかげで2018年6月のLINE MUSICデイリーランキングで1位を獲得する異例の事態に。
以上、TikTokの最新動向、そして初心者向けの使い方を解説しました。

話を聞いている限りでは、まだ日本でも成長する可能性をひしひしと感じます。YouTuberのように、TikTokerが子どもの憧れの職業として語られる日も近いかも知れませんね。

まだアプリをDLしていない人は、「中高生が使うアプリでしょ」などと思わず、ぜひ一度使ってみてください!

〈取材・文=葛上洋平(@s1greg0k0t1)〉
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