なぁさん著『座り仕事の疲れがぜんぶとれるコリほぐしストレッチ』より

首・肩・背中がいきなり軽くなる。デスクワーク疲れが一気にとれる筋肉ストレッチ4選

カラダ
在宅勤務になってから、体がバキバキにこるようになりました。

座り仕事のせいで、首も肩も腰も全部が痛い!

外に行けないから、運動でコリを解消することもできない!

そんな悩みを抱えているときにふと見つけたのが、2020年5月にツイッターで猛烈にバズったこの投稿。
この本の著者は、15万人が絶賛したノウハウを持つストレッチトレーナのなぁさん。

特定の筋肉を伸ばすことで、疲れが全部取れる」というのはすごくありがたい!

今回はツイッターでも話題になった『座り仕事の疲れがぜんぶとれるコリほぐしストレッチ』から、デスクで簡単にできるストレッチ法を抜粋してご紹介します。
座り仕事の疲れがぜんぶとれるコリほぐしストレッチ

座り仕事の疲れがぜんぶとれるコリほぐしストレッチ

なぜ「座っているだけ」で疲れるのか?
私のストレッチ専門店を訪れるみなさんは、「」「」「」がつらいと訴えます。

ところが、いざ私が触診してみると、自覚している「首」「肩」「腰」だけでなく、「太もも」や「ふくらはぎ」など、下半身の筋肉もカチコチに固まっているのです。

筋肉が固まると、血流は悪化し、コリや張りが生まれます
すべての原因は、筋肉が硬くなることにあります。

ならば、硬くなった筋肉をほぐし、元に戻すストレッチをすればいい。

筋肉をゆっくり伸ばすことで、血流がよくなり、酸素が体中をめぐります。

すると老廃物が流れ、筋肉のこわばりも解きほぐされていきます。

柔らかくほぐれた筋肉なら、新鮮な血液が常に全身をめぐるようになり、老廃物のたまりにくい「疲れにくい体」になるのです。

①首スジの張りをすぐにとる
首スジの張りの原因をつくっているのは、胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)です。

首を曲げたり、傾けたり、振り向いたりするときに使う筋肉ですが、長時間、首を同じ位置に固定することで硬くなりやすいです。
大切なのは「張っている筋肉ではなく、反対側の筋肉」を重点的にほぐすこと。

ストレッチでは「張っている部分」そのものではなく、「張りの原因をつくっている部分」にアプローチする必要があるのです。
左の首スジが張っているならば右側の胸鎖乳突筋を、右の首スジが張っているのならば左側の胸鎖乳突筋をそれぞれ伸ばしてあげましょう。

②肩まわりのしつこい張りをとる
上腕三頭筋は、腕の外側の筋肉。主にヒジを伸ばすときに使います。
しかし、座り仕事の中でヒジを伸ばす場面はなかなかないもの。

そのため硬くなってしまい、疲れや張り、「重み」を感じやすくなります。

逆にここを伸ばせば、腕や肩のコリがとれるだけでなく、猫背も改善します
日ごろから意識しにくい筋肉だからこそ、「肩がずっと張っている」「何だか腕が重い」と思ったときはしっかり伸ばしてあげましょう。

③腰の痛みがいきなりなくなる
座り仕事をしている人の多くは、股関節の可動域が狭くなり、腰痛の原因になっています。

大臀筋は股関節を覆う筋肉で、ここが硬くなると「股関節の可動域が狭く」なり、本来の動きができなくなります。

結果、股関節とつながっている腰の関節も硬くなり、腰痛になるわけです。
大臀筋をストレッチすれば、股関節が動きやすくなるので、腰の負担が一気に軽くなります。
座り続けることによる「お尻疲れ」にも効果抜群です。

④首・肩・背中がいきなり軽くなる
肩がこっているんですよ」と私に症状を訴えてくる方はみな、自分で肩をもむ動作をします。

まさにその位置にあるのが僧帽筋

首から肩、そして背中へと大きくつながっている筋肉です。
僧帽筋の主な役割は、「腕を支える」こと。

何かを引っ張ったり、持ち上げたりするときに活躍します。

しかし座り仕事をしながら何かを引っ張ったり、持ち上げたりする機会はなかなか少ないもの。

そのため活躍のチャンスに恵まれないまま、知らず知らずのうちに硬くなってしまうのです。

首・肩・背中が「何となく疲れている」方は、まず僧帽筋をほぐしていきましょう。
肩コリだけでなく、「首の重ダルさ」や「背中の張り」にも効きます。

ストレッチ自体はいたって簡単ですから、今すぐ実践してください。

デスクで作業するビジネスパーソンを救う“究極のストレッチ”

座り仕事の疲れがぜんぶとれるコリほぐしストレッチ

座り仕事の疲れがぜんぶとれるコリほぐしストレッチ

ストレッチのコツは、以下の4つ。

①20秒×3セット

②セット間の休憩は一瞬で

③反動をつけない

④お風呂上りがベスト

体に痛みがあると、仕事のパフォーマンスも下がります。

仕事をサクサク進めるためにも、生活にストレッチを取り入れて痛みを解消していきましょう!