希望しない理由 1位は1人でのモチベーション低下

30代会社員の半数「在宅勤務」希望

2016.03.01 TUE

世論調査


オンラインビデオチャットや、進捗管理機能など、さまざまなITサービスの普及により、リアルタイムでの遠隔地間コミュニケーションは容易になってきている 画像提供/Rina / PIXTA(ピクスタ)
4月から総合商社大手の三井物産が入社4年目以降の国内勤務の正社員を対象に、在宅勤務を認めるという。主にワークライフバランスの観点から、大企業が続々在宅勤務を導入している。国土交通省の調査によると、在宅型テレワークの従事者は2014年の推計で約550万人。全就業者数がおよそ6351万人ということを考えると、まずまずの普及ぶり。とはいえ、まだ導入している企業は少数派だし、実際に導入している会社に勤める人もなかなか利用に踏み切れないのでは? そこで、一人暮らしの30代の男性会社員100人を対象にアンケートを実施。自分の会社に導入されたら、在宅勤務したいか調査してみた(協力/アイリサーチ)。

〈給料が変わらずに在宅勤務を選べるとしたら、希望する?〉
・在宅勤務を希望する 51.0%(51人)
・在宅勤務は希望しない 49.0%(49人)

「給料が変わらない」という条件付きだが、約半数が在宅勤務を希望する結果に。どうして希望するのか、51人を対象に理由を聞いてみると…。

〈在宅勤務を希望する理由TOP5〉
(7の選択肢からあてはまるものすべて選択)
1位 自宅でも問題なく仕事ができる環境にあるから 56.9%(29人)
2位 誰にも邪魔されず作業に集中できるから 54.9%(28人)
3位 通勤時間を省けるから 45.1%(23人)
4位 趣味の時間が作りやすいから  33.3%(17人)
5位 家事をする時間が作りやすいから 15.7%(8人)

※番外
6位 早朝対応があるなど変則的な業務体系に対応しやすいから 13.7%(7人)

現在従事している仕事ならオフィスに出社しなくても支障なく、むしろ集中して取り組める、という人が、半数を超えた。ちなみに、今回三井物産が導入を決めた理由の1つだという、時差などによる早朝や深夜の海外対応に該当する理由をあげる人は少数派だった。

では、「在宅勤務を希望しない」と答えた49人にも理由を聞いてみよう。

〈在宅勤務を希望しない理由TOP5〉
(8の選択肢からあてはまるものすべて選択)
1位 1人だとモチベーションを保つのが難しいから 65.3%(32人)
2位 指示の意図などニュアンスを確認しづらいから  30.6%(15人)
3位 自分でタイムマネジメントをするのが難しいから 26.5%(13人)
4位 会議などで同僚や取引先と顔を合わせて仕事をしたいから 22.4%(11人)
5位 事例の共有など、情報収集がしづらいから  18.4%(9人)

※番外
6位 PCなど自宅だと環境が整っていないから 16.3%(8人)

1位はモチベーション。3位にタイムマネジメントが入るなど、一人で黙々と作業すると、効率が下がると考えているようだ。また、指示の把握や顔を合わせて仕事したいなど、コミュニケーションの問題をあげる人もいた。

日本では拡大しつつある一方で、2013年に在宅勤務を禁止した米国ヤフーなど、オフィスで協業する利点を見直す企業もある。あなたは在宅勤務についてどう思いますか?

(田中薫)

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