あわよくば出世する技術

第4回 好感度を上げる「笑顔」の作り方は?

2009.01.16 FRI

あわよくば出世する技術


どうして赤ちゃんって、こんなに愛くるしい笑顔を作れるんでしょう…? 人を惹きつける笑顔をマスターすれば、必ずやビジネス上でもプラスに働くはず。人に好かれる笑顔を覚えたい!

“福”が舞い込んでくる正しい笑顔の作り方とは!?



対人関係において第一印象というのは非常に大切だ。名刺交換のタイミングで「仕事がデキそうな人だな」と思われれば、信用面で大きなアドバンテージを得られるし、「楽しそうな人だな」と思われれば、その後のコミュニケーションがスムーズに運ぶはず。

こうした第一印象を形成するのは、表情や物腰だろう。人というのは、笑い方ひとつを取っても個性や品格が表れてしまうもの。ならば、他人に好印象を与えられる笑顔をマスターしておけば、何かと得をするのではないか?

「仕事においては頭がいいと思われることも大切ですが、それ以上に感じがいいと思ってもらえることの方が得ではないかと思います」

そう語るのは、20年にわたり多くの企業研修を手がけてきた、笑顔アメニティ研究所の門川義彦さんだ。

「笑顔というのは、自分らしさを伝える技術でもあります。ただし、頑張って笑おうとしてはいけません。あくまで作り笑顔にならず、自然な笑顔のコツを覚えることです。そうすれば、相手も素直に心を開いてくれるものですから」(門川さん)

笑顔アメニティ研究所を設立する前は、アパレル関係の敏腕営業マンであったという門川さん。若くして営業本部に抜擢されてから、笑顔の大切さに気づかされたという。

「多くの店舗を管理していると、当然、店舗によって売り上げに差が出ます。ところがその差というのが、単純に立地や環境の違いだけに原因があるわけではないことに、ある日気づいたんです。要因のひとつは、スタッフの明るさです。本部の人間である僕が顔を出しやすいお店というのは、スタッフが最高の笑顔で迎えてくれるお店で、自然と客足も伸びていきました」(同)

ビジネスが対人で営まれるものである以上、これはサービス業に限った教訓ではないだろう。

門川さんはまた、平面顔の日本人は、欧米人に比べると笑顔の下手な民族であるとも説明する。

「いい笑顔とは、目・鼻・口を総動員してつくるもの。欧米人は眉と口で笑いますが、日本人は目だけで笑う習慣があります。もともとフラットな顔なのですから、これでは満面の笑みは伝わりにくいです」

わかりやすいのが、メールなどで使う顔文字だ。日本人ユーザーが頻繁に使う笑顔の顔文字に、「(^^)」というのがある。これに対し、欧米で主に使われるのは「:-)」であることは有名。比べて見てると、欧米が口で笑いを表現する文化であることがわかる。

「大切なのは歯を見せて笑うこと」と門川さん。ビジネスシーンなど打ち解けていない場ではとくに、ついつい口元だけの気取った笑いになりがちだから、気をつけてセルフチェックしてみよう。
自宅で簡単にできる「割り箸ストレッチ」。水平に寝かせてくわえた割りばしを基準に、口角を「イ、イ、イ…」と発声しながら上げ下げするトレーニングだ。筋トレ感覚で表情筋を鍛えよう。笑顔を満面で表現するための下地づくりになるぞ!

理想的な笑顔を育む!「わりばしストレッチ」とは



笑顔もひとつの文化と考えてみた時、日本と欧米諸国ではこれに大きな違いがある。そもそも彫りの浅い日本人は、笑顔作りの苦手な民族である――そう語るのは、笑顔アメニティ研究所の門川義彦だ。

「笑顔は目や口をフル稼働して作るのが理想。日本人はついつい目だけで笑いがちですが、笑顔を作る際、より相手に強い印象を与えるのは口元なんです」(門川さん)

顔も手足と同様、筋肉で構成されている。だから、良い笑顔も一朝一夕で実践できるものではなく、筋トレと同様、日ごろの鍛練が大切であると門川さんは力説する。

門川さんが昨秋上梓した『人とお金が集まる! 笑顔のつくり方』(PHP研究所)では、割り箸を使った笑顔養成法が紹介されている。名づけて「わりばしストレッチ」。

やり方は簡単。2つに割らずに水平に寝かせた割り箸を、鏡の前で軽く噛む(※図版参照)。この状態のまま、口角を割り箸のラインよりも上にぐっと持ち上げてみよう。そのままそっと割り箸を抜いた、口角をトップまで上げ切った顔が、より相手に快いイメージを与える笑顔なのだ。

その理想的な笑顔に自然に近づけるために、口角、つまり表情筋を鍛えるのがこのストレッチの目的だ。鏡の前でこの状態を30秒キープしたまま「イ、イ、イ」と、「イ」を発声し続けよう。声を発するたびに、口角が上下するのがわかるはず。

「このストレッチでは、口角下制筋という筋肉を使っています。スポーツで使う筋肉と同じで、顔の筋肉だっていきなり思うようには動きません。できれば毎朝、髭そりのついでにこうしたストレッチを5分でも3分でも行うことをお勧めします」(同)

慣れない動きで、頬に疲労感を覚える人も多いかもしれないが、これはまさしく筋トレなのだ。加齢による頬のたるみを防ぐ効果も期待できるから、ぜひ実践してみてほしい。

突然、人前で「なるべく笑うぞ!」と意識しても、そうそう実践できるものではないし、わざとらしい作り笑顔は逆効果。わりばしストレッチで笑顔の作り方を練習しておくことは、人前で自信を持って笑えるようになる、よいキッカケ作りにもなりそうだ。

2009年はぜひ、笑う門に出世を呼び込もうではないか。




※「わりばしストレッチ」は(株)笑顔アメニティ研究所の商標登録商品です(登録第4788557号) 笑顔というのも、なかなか奥が深いもの。もともと、笑うという行為が人の免疫力を高めることは科学的に認められているほどですから、笑う門に福が来るというのも、案外正しいのかもしれません。

朝の挨拶や名刺交換の際など、ちょっと顔を合わせたタイミングで、自然にポイント稼ぎができるなら、たいした努力をすることなく出世につなげようという当連載の趣旨にもぴったり!

もちろん、わざとらしい笑顔は、相手にはうさん臭く受け取られてしまうので逆効果。自然体な笑顔を習得できるよう、まずはストレッチと並行して、初対面の相手とご挨拶する際に、口角に気を付けて笑ってみる実践を積み重ねていくのがよさそうです。

要は、対面した相手をいかに良い気分にさせられるかがポイント。皆さんは、他人のどんな対応・態度に注目していますか? 好感度が高かった他人の対応、逆に気分を害した相手の行動など、ぜひ教えてください!

関連キーワード

注目記事ピックアップ

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト