ネット界の“旬”なニュースをお届け!

絵が別人?の声にボーボボ作者回答

2013.07.04 THU

噂のネット事件簿


「2巻では、ひさしぶりに『ところ天の助』も描きました!」(澤井氏)とのこと。イラストは、澤井氏の描き下ろし。右はビュティとドンパッチ。左はボーボボと田楽マン
漫画家、澤井啓夫氏の画風が「変わりすぎている」と、ネットで少し前から話題になっている。澤井氏の代表作は、週刊『少年ジャンプ』で2001年から連載されていたギャグ漫画『ボボボーボ・ボーボボ』だ。この作品は、荒々しいタッチのイラストと、「鼻毛真拳」といった不条理ギャグが特徴。「ボーボボ」の略称で親しまれ、コミックは累計発行700万部超え、アニメ化・ゲーム化されるなどと人気を博していた。

その後、澤井氏は2011年12月に月刊『最強ジャンプ』で『ふわり!どんぱっち』の新連載を開始。内容は、「ボーボボ」に登場していた首領パッチ(ドンパッチ)というキャラを主人公にしたスピンオフとなっているのだが、イラストのタッチは、これまでと違って荒々しさはなく、いわゆる“萌え系”に変更された。あまりにも画風が変わっているため、戸惑いを隠せないファンが多い様子。ネット上では、「【朗報】ボーボボの作者の絵が萌え系になってる件」(2012年12月6日)、「ボーボボの作者の画力がえらいことになってる件wwwwwwwww」(2013年6月4日)などといったスレッドが、たびたび登場している。それらの書き込みを見てみると、

「あれだろ?こういうネタ回なんだろ?」
「うそだろ???」
「正直驚いた
もう前の劇画タッチな絵は描けないんじゃないか?」

など、驚きを隠せずにいるようだ。長期間にわたり連載を行っていると、絵が上達して連載当初のものから変化していく漫画家は多いが、このように画風を急に変える人は少ない。また、

「え?これ違うよな?
別人が描いてるんだよな?
え?」

というように、本当に澤井氏が描いているのか疑問を呈す声も見られる。そこでその真偽のほどを、月刊『最強ジャンプ』編集部の担当編集・中野博之氏に直撃した。

「もちろん、本人が描いています。むしろ月刊誌でスケジュールにも余裕があるので、今はアシスタントさんも使わず1人で描いているくらいですよ」(中野氏)

本当に澤井氏本人が描いていた! さらに、澤井氏本人にも、画風の変化やネット上での「前の画風の方が好き」という反応について取材したところ、次のような回答が。

「『ボーボボ』は、バトルギャグ漫画でしたから、今回の作品はそれと違った“日常系”の漫画に挑戦したかったんです。日常系漫画には、それに合った絵柄があります。まだまだ勉強中なので、これからも絵は変わっていくかもしれないです(笑)。昔の絵が好き、という声もファンレターなどでも聞きますが、そういう方も、今の作品も楽しんでくれているみたいなので、うれしく思っています。掲載してるのはキッズ誌ですが、大人も、女性も楽しめる漫画になるよう描いているつもりです」

なるほど。週刊『少年ジャンプ』で一世を風靡した漫画家でも、まだまだ発展途上中、ということのようだ。ちなみに、『ふわり!どんぱっち』2巻は、7月4日発売だ。

  • (C)澤井啓夫/集英社

取材協力・関連リンク

関連キーワード

注目記事ピックアップ

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト