成分の7割は、呑みこんだ空気って知ってた!?

おならが多いワケ、臭いワケ

2012.09.24 MON


加齢により、消化吸収能力や腸内細菌の働きも弱くなるので、おならの回数が増え、なおかつ臭くなるとも言えるよう。部長のおならが多くて臭いのにもワケがある?
隙あらば「ぷっぷぷっぷ」と止めどなく出てくる、おなら。臭さも半端なく、自分ですら顔をゆがめてしまうほど。どうしてこんなに臭いおならがたくさん出るんでしょう? 新宿ライフクリニックの須田隆興先生にうかがいました。

「まず、おならの由来成分から考えてみましょう。おならというのは、実は7割が『呑み込んだ空気』で、2割が『血液から腸管内に拡散したガス』、残りの1割が一般的にイメージされる『腸内細菌が食べ物を分解した際に発生するガス』。つまり、おならのほとんどは口から入ってきた空気なんです」

へえー、空気を呑み込んでるなんてまったく意識してませんでしたが、何が原因なんでしょう?

「空気をたくさん呑み込む癖は『空気嚥下症(くうきえんげしょう)』という病名がついているほどなんですが、その原因はまずストレスですね。『固唾を飲む』とも言いますし、緊張することによって、空気を呑み込んでしまうんです。そしてもうひとつの原因は“飲食”。ソーダやビールなど発泡性の飲料を飲めばお腹に空気がたまりますし、そばやラーメンをすすりながら食べると、同時に空気も呑み込んでいるのです。早食いの人も“かきこむ”ことで、空気をいっしょに呑み込みがちですね」

なるほどー。炭酸飲料に麺類なんて、思い当たる節がありまくりです。

「また、炭水化物は、腸内細菌に分解されるとガスをたくさん発生します。イモを食べるとおならがよく出るのはこのせいです。ただ、これはほとんどニオわないんですね。ニオイの原因は肉、魚、豆などたんぱく質が腸内で分解された時に発生する硫黄などの揮発性物質です」

では、どんな食生活をすればおならの頻度&ニオイを抑えられるんでしょう?

「炭水化物・たんぱく質・脂質・食物繊維などバランスの取れた食事を、よく噛んでゆっくり、腹八分目で食べることですね。特に気を付けたいのが“早食い”です。早食いは、十分に消化吸収されていない炭水化物やたんぱく質が、大腸にまで届いてしまうので、腸内細菌の働きが活発になり、おならの数もニオイも増すんですよ。」

結局のところ、おなら抑制にはスローライフがいいわけですね。あー、でも炭酸飲料も麺類も牛丼もやめられそうにないんだプー。
(熊山 准)

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