がんリスク低下、糖尿病予防…コーヒーの意外な実力

コーヒーに凄い効能!最新研究5選

2015.09.28 MON


米研究チームが米医学誌「サイエンス・トランスレーショナル・メディシン」で発表した説では、カフェインが体内時計を乱すとの内容も。ただ、この研究が進めば、これを時差ボケの影響を抑える方向に利用できる可能性があるそうだ 画像提供:NOBU/PIXTA(ピクスタ)
仕事の合間に愛飲している人も多いコーヒー。飲みすぎると胃が痛くなる…なんていう人もいるが、最近ではむしろ“カラダに良い”という研究結果が次々と発表されている。そこで、特に注目の研究結果を5つ紹介しよう。

●研究結果1 1日4杯以上飲むとがんのリスクが低下!?
米ハーバード大学の研究によれば、コーヒーを1日4杯以上飲んでいる大腸がん患者は、飲まない人に比べて大腸がんを再発するリスクが低かったという(※がんに「ならない」わけではない)。ほか、スウェーデンのカロリンスカ研究所は乳がんリスクの抑制を、ハーバード大学医学大学院ブリガム・アンド・ウィメンズ病院の研究者チームはほくろのがん(メラノーマ)の発症リスクの低下を、それぞれ発表している。

●研究結果2 1日1.5杯以上で糖尿病の予防効果アリ!?
最近では、若い人にも増加傾向が……といわれる糖尿病。放っておくと命にかかわる合併症を引き起こす可能性がある病気だが、その予防にもコーヒーが効果的との説がある。ギリシャのHarokopio(ハロコピオ)大学は、18歳以上の男女3000人以上の生活を10年間調査。毎日1.5杯以上コーヒーを飲む人は、そうでない人よりも糖尿病を発症するリスクが54%低いことが分かった。ただし、砂糖やミルクの入れ過ぎはNGだとか。

●研究結果3 コーヒーの抗酸化作用で虫歯予防に…
虫歯の歯周病の原因である歯垢は、歯の表面に細菌が集まって張り付いている状態だ。この歯周病菌を含む細菌の巣窟は、バイオフィルムと呼ばれる。抜けた乳歯にバイオフィルムを培養させ、コーヒーに漬けたところ、コーヒーがこのバイオフィルムを破壊することがブラジル・リオデジャネイロ連邦大学の研究で分かった。理由は、コーヒーに含まれる抗酸化物質の影響と考えられている。ただし、歯のエナメル質を溶かしてしまうこともあるので、飲みすぎには注意が必要とも。

●研究結果4 心臓や脳血管、呼吸器の病死リスク減少
日本の国立がん研究センターや東京大学などの研究チームが昨年、日本人の主要な死因と生活習慣の関係を調査した。その結果、コーヒーを毎日3~4杯飲む人は、ほとんど飲まないに比べて、狭心症や心筋梗塞などの心臓病、脳内出血や脳梗塞などの脳血管病、肺炎などの呼吸器病による死亡の危険性が減ると公表した。なお、緑茶でもこれに近い効果がみられたそうだ。

●研究結果5 「運動前のコーヒー」で疲れにくくなる!?
米ラトガース大学に所属する運動科学の専門家・Shawn Arent氏によると、運動前にコーヒーを飲むと集中力や意欲が高まるだけでなく、疲れにくくなって長時間の運動を続けられるという。普段の生活にウォーキングやランニングを取り入れている人は、試してみるとよさそうだ。

内閣府食品安全委員会の資料によると、カフェインの一日当たりの悪影響のない摂取量の目安は、健康な成人で1日400mg(150mlカップの場合4~6杯)。健康にいい(かもしれない)からといって、飲みすぎないようご注意を。

(南澤悠佳/ノオト)

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