新米リーダーが「胸に刻むべき教え」とは?

リーダーは「カリスマ」でなくていい!? 30万部以上売れたベストセラーの魅力を、ビジネス賢者が分析

Sponsored株式会社識学
仕事
「リーダーになったばかりでうまく成果を出せない」
「いいリーダーのあり方がわからない」

そんな悩める新米リーダーを救う必読書として人気なのが『リーダーの仮面』。

3000社以上に導入されている組織マネジメント理論「識学」を提唱する安藤広大さんが、新米リーダー向けのノウハウを余すことなく披露した一冊です。

2021年の発売直後から話題を呼び、32万部超のベストセラーとなった同著ですが…

「部下とは迷わず距離をとれ」「褒められて伸びるタイプを生み出すな」など、その中身はなかなか過激(!?)なよう…。

新米リーダーには少々刺激が強そうなこの本が、なぜ多くの人に支持されているのでしょう?

その理由を探るべく、異なる領域で活躍する3人の先輩リーダーたちをお招きし、2つの質問にお答えいただきました。

『リーダーの仮面』を新米リーダーが読むと、どんなことを学べますか?
『リーダーの仮面』のなかで、“新米リーダーが胸に刻むべき一節”は?

曽山哲人「リーダーの仕事の本質は、メンバーの力を引き出すこと」

【曽山哲人(そやま・てつひと)】株式会社サイバーエージェント常務執行役員 人事統括。1999年株式会社サイバーエージェントに入社。インターネット広告事業部門の営業統括を経て、2005年人事本部長に就任。 現在は取締役として採用・育成などの取り組みに加えて、複数の著作出版やYouTube、ソーシャルメディアなどでの発信も積極的におこなう

Q1. 新米リーダーが本から学べることは? 「成果創出と人材育成の両立」

曽山さん

曽山さん

『リーダーの仮面』は、成果創出と人材育成の両立を学べる本です。

とくに「新米リーダーが陥りやすいワナ」と「リーダーがフォーカスすべき5つのポイント*」というパートを読むと、あるべきリーダー像と現実とのズレに気づけて、軌道修正できるはず。

新米リーダーは目の前の仕事に必死になっていることが多く、パッと思いついたやり方に固執して視野が狭くなりがち。

そのうえ、やり方を否定されると感情的になってしまうこともありますが…そうなると自分も相手も傷ついて、関係性の修復も難しくなります。

マネジメントで一番よくないのは、感情に振り回されることこの本では“感情をコントロールして成果に集中する方法”も教えてくれます。

自分のスタイルに迷いがある人は必ず読んでほしいですね。
*『リーダーの仮面』では、「ルール」「位置」「利益」「結果」「成長」の5つのポイントに絞ったマネジメントを推奨しています

Q2. 新米リーダーが胸に刻むべき一節は? 「自分が成果を出していなくても、そのチームの責任者は“リーダー”」

リーダーになりたての人は、自らもプレーヤーとして動く「プレイングマネジャー」であることがほとんどでしょう。

そのときにいちばん重要な資質は、「自分の数字、個人の数字がたとえ悪かったとしても、しっかりと部下を指導できる」ということです。(中略)

自分が成果を出していなくても、そのチームの責任者は、リーダーです。いかなるときも「マネジャー」に専念しないといけないのです

出典 リーダーの仮面「いちプレーヤー」から「マネジャー」に頭を切り替える思考法(51ページより)

曽山さん

曽山さん

僕が法人営業でプレイングマネージャーをしていたときに、自分の売上がよくないせいでメンバーとの対話を躊躇した時期がありました。

そんなとき、成績のよいメンバーと対話をして、その営業ノウハウを部署内で共有してもらったんです。

そうしたら、みんなの成績が上がるようになって…そこで初めて「マネジメントとはこういうことなのだ」と痛感しました。

自分の成果や小さなプライドに固執せず、メンバーの力を引き出してチームの成果を出し、組織における責任をまっとうする。これがリーダーの仕事です

北野唯我「人としての“労い”とリーダーとしての“評価”は別のもの」

【北野唯我(きたの・ゆいが)】兵庫県宝塚市出身。神戸大学経営学部卒。就職氷河期に博報堂へ入社。ボストンコンサルティンググループを経て、2016年、ワンキャリアに参画。取締役として戦略領域・人事領域・広報クリエイティブ領域を統括し、2021年10月に上場。『転職の思考法』『天才を殺す凡人』『仕事の教科書』など多数の著書をもつ作家としても活躍中

Q1. 新米リーダーが本から学べることは? 「避けて通れない“痛み”との向き合い方」

北野さん

北野さん

リーダーに必要な痛み」との“向き合い方”と“乗り越え方”の2つが学べます

人は誰しも「いい人に見られたい」という欲求が少なからずあるけど、“いい人”の定義って難しいですよね。

たとえば「成果を出せないけど優しいリーダーか厳しいけれど成果を出せるリーダー、どちらのリーダーを目指すか選べ」と言われたらどうでしょう?

僕は前者を選んでいた時期もあったけど、今なら間違いなく後者を選びます。

後者を選ぶ変化の過程で、リーダーは必ず“痛み”を伴うんです。そんな、リーダーが育つ過程で必要な“痛み”との向き合い方を、『リーダーの仮面』が教えてくれます。

Q2. 新米リーダーが胸に刻むべき一節は? 「不味い店は二度と行かない。プロセスよりも結果」

どれだけこだわって作った料理で、調理過程を一生懸命に説明されたとしても、「美味しくない」と思ったら、二度とその店に行くことはないでしょう。

映画や小説も、どれだけ予算をかけても、取材に時間を費やしても、つまらないものはつまらない。

プロセス」はどうでもよくて、大事なのは「結果」それは、どんな仕事でも同じです。

出典 リーダーの仮面「いちプレーヤー」から「マネジャー」に頭を切り替える思考法(166ページより)

北野さん

北野さん

僕自身、20代〜30代前半までは徹底的に成果にこだわってきました。

一方で、経営者として社員を評価するときに「成果がすべて」という視点では、“いいプロセス”を見落とすかもしれません。

ラーメン屋は「美味しいかどうか」で評価できるのに、こと自分たちの仕事になるとプロセスも評価に入れたくなる… この矛盾をどうしたらいいのか?

その答えが『リーダーの仮面』の一節にもあるように、人としての“労い”とリーダーとしての“評価”は別のものだと認識することだと思います。

サラタメ「リーダーがやるべきは、“倒せるかもしれないマンモス”を示すこと」

【サラタメ】ブラック企業から超人気のホワイト企業に転職し、宣伝・広報関連の仕事に従事。現在はサラリーマンYouTuberとして、チャンネル登録者数66.9万人(2022年6月時点)の書籍解説チャンネルや転職ノウハウ解説チャンネルを運営するほか、転職ブログ『サラタメのホワイト転職』を運営。2021年には初の著書『シン・サラリーマン』を上梓

Q1. 新米リーダーが本から学べることは? 「リーダーは人格者じゃなくていい」

サラタメさん

サラタメさん

『リーダーの仮面』を読めば、「リーダーは人格者であるべき」という誤解が解けます

リーダーはいい人や人格者でなくても、「明確なルール」さえ設定できればそれでOKだと語られているからです。

ルールと聞くと“不自由さ”を連想しますが、じつは真逆。「どこまでやっていいの…?」と空気を読み合う不自由さをなくして、「ここまでならやっていいのね!」とチャレンジする自由さにつながります。

天性のカリスマ性で部下のモチベーションをブチ上げなくても、チームメンバーが自由に生き生きと仕事に没頭できる方法はあるんです

人格者じゃない。カリスマ性もない。なのに突然任命されてしまった新米リーダーにとっては、救いであり真実の書だと思います。

Q2. 新米リーダーが胸に刻むべき一節は? 「肉が先にあり、仲間意識はおまけ」

「組織のメリットは仲間との結束感だ」と言う人もいます。もちろんそういう面もあるでしょうが、それは副次的な利益です。

マンモスを狩った集団は、まさに同じ釜のメシを食べることになり、結果的に仲良くなったことでしょう。

肉が先にあり、仲間意識は、おまけでついてきます

出典 リーダーの仮面「いちプレーヤー」から「マネジャー」に頭を切り替える思考法(136ページより)

サラタメさん

サラタメさん

仕事の成果を「マンモスの肉」に見立てた、ユニークで的確な表現。

会社や組織に属する本質は、原始時代から変わっていません。自分ひとりでは狩ることのできない巨大なマンモスを、力を合わせて狩るため。

つまり巨大な肉(成果)にありつくための会社であり、組織であり、仲間意識なんです

なのに多くのリーダーは、飲み会やゴルフなど、成果と関係ないことで無理やり仲間意識を生み出そうとして、失敗します。

仲間意識は、巨大なマンモスを一緒に倒すことでしか生まれません。

そのためにリーダーがやるべきことは、「一人では到底倒せない、でもみんなで力を合わせれば倒せるかもしれないマンモス」を指し示すこと

私もいまだによくやってしまうので自戒を込めてですが、「親睦を深めるお楽しみイベントの企画」に頭を悩ませてる場合じゃないんです(笑)。

新米リーダーの誤解を解いてくれる『リーダーの仮面』

『リーダーの仮面』には、新米リーダーが陥りがちな「ズレ」や「誤解」を解消できるノウハウが詰まっていると判明。

3人がセレクトしてくれた一節からも伝わるように、「識学」の理論をもとにした同著にはなかなかインパクトの強い言葉が並んでいますが…

迷える新米リーダーに衝撃を与え、グッと前に進めてくれるその“強さ”こそが、『リーダーの仮面』や「識学」の魅力なのかもしれません。

数多くのビジネス書を読んできたサラタメさんは、『リーダーの仮面』がベストセラーになった理由をこう分析します。
サラタメさん

サラタメさん

時代の流れに翻弄される多くのリーダーを救う内容だから

近年、自由・平等・個性を重視したリーダー論があふれかえっています。真面目なリーダーほど忠実に実践するものの、「なぜか成果につながらない…」と悩むこともあるんじゃないでしょうか。

『リーダーの仮面』はマネジメントの流行に左右されない、普遍的で明確な解決策を提示してくれます。売上30万部超えも納得の一冊です
先輩たちがこぞって取り入れる『リーダーの仮面』のマネジメント理論。爆発的に成長したい新米リーダーなら、読まない手はありません。
実際に組織運営に「識学」を導入している、アナグラム株式会社代表・阿部圭司さんのインタビュー記事もぜひご覧ください!