キャバクラとはどう違うの?

ルックスレベルが高いのにはワケがある。最近よく聞く「ラウンジ」を徹底解剖!

トレンド
ここ数年でよく聞くようになった「ラウンジ」という言葉。“夜のお店”だということはなんとなくわかるけど、実際にくわしく説明できない人も多いのでは? キャバクラとは何が違うのだろう…。

私服で自由出勤の「女性会員が同席する」というシステム。体裁はあくまで“お客様同士”

教えてくれたのは、会員制ラウンジ情報サイト「Limited-Lounge.Com」を運営する加々見リョージさん。

「関西や東北でラウンジというと“ママのいるスナック”ですが、都内だと『会員制ラウンジ』のことを指しています。特徴は、キャバクラのように女性店員が接客するのではなく、“女性会員が同席する”システムであるという点。女の子もお客様という位置づけになるのでドレスアップはしておらず、ワンピースなどの私服で自由な時間に出勤します。店内にはバーテンダーやウェイターがおり、同席する女性がお酒を作ったり、タバコに火をつけたりすることはありません」

「お金を払っているのに女性に接客されないの…?」とも思うが、会員同士というフラットな雰囲気で、気をつかわれることなく楽しく飲みたいという男性に人気なのだという。
キャバクラ(左)=ドレスアップした女性店員が接待、会員制ラウンジ(右)=私服の会員女性が同席
また、風営法では水商売にとっての“かきいれどき”である夜0時以降の接待行為(=歓楽的雰囲気を醸し出す方法により客をもてなすこと)が禁止されているが、弁護士の見解によれば、接客をしない会員制ラウンジの形式であれば朝方まで営業可能なケースもあるとのこと。ちょっと複雑なラウンジシステムの成り立ちには、このあたりも関係しているかもしれない。

求人倍率は10倍以上!?「超好待遇」と「立地」が影響してルックスレベルはかなり高い

ラウンジ特有の勤務スタイルは、女の子のルックスレベルを引き上げることにもつながっている。

「会員制ラウンジは好きな時間に働けて、キャバクラのようなノルマもない全額日払いの店舗も多いです。それだけの好待遇なので夜の仕事をしたことがない“素人”の層にもかなり人気のアルバイトで、女の子側は飽和状態になっています。さらには、店側も接客スキルを求めないので、大量に応募が来ている中からルックス重視で採用する。人気店の求人倍率は10倍以上だと思います」
ラウンジバイトの時給は4000円程度が相場のよう。これに加えて、ドリンク注文やステイ指名に応じてバック報酬が発生する(画像は「FAstyle」のスクリーンショット)
また、ウワサには聞いていたが実際にタレントやモデルの卵も多く在籍しているらしい。これは都内のラウンジが、芸能関係者の多い西麻布界隈に集中していることが理由のよう。

接客重視のクラブ文化やキャバクラ文化とはノリが合わず、西麻布界隈に店舗が集中

たしかに会員制ラウンジは西麻布周辺に多いイメージがある。それはなぜ?

「過去には銀座や新宿への進出を図ったこともありました。しかし、丁寧な接客を重んじる銀座のクラブ文化や、人気争いが激しい新宿のキャバクラ文化とはノリが合わず、受け入れられなかった。結果、現在はフランクに遊びたい男性が多い西麻布・恵比寿・六本木エリアに20店舗ほどが密集する形になっています」
gettyimages
あくまで秘密に包まれた気配が残る「ラウンジ」。肝心の料金は1時間1万5000円~2万円(+ドリンク代)が相場で、一見さんは入れない“紹介制”だそうだ。まだボクらが行くにはハードルが高い気がするけど、知れば知るほど気になるその世界。いつかは体験してみたい…!

<取材・文=黄孟志(かくしごと)>

取材協力/参照資料