「美味しいものを食べて痩せる」のが一番いいよね

ダイエッターの心もつかむ!東証一部に上場「いきなり!ステーキ」好調の理由を解説

  • 仕事・ビジネス
  • 2017.12.01
  • by 新R25編集部

「ペッパーランチ」などでおなじみの株式会社ペッパーフードサービスが2017年8月15日に東証一部に上場。5月に東証マザーズから東証二部に市場変更をしていたが、そこからわずか3ヵ月の早さでの鞍替えとなった。どうやら、同社が展開する「いきなり!ステーキ」の大ヒットが、好調の理由らしい。

全国に160店舗以上を構え、さらにニューヨークへの進出も果たした同店。人気のワケを探ってみたい!

肉の原価率は常識破りの70%! それでも利益を出せる回転率とスタッフの作業効率

「いきなり!ステーキ」には、骨の周りから削り取った端肉や内臓肉を結着してつくった「成型肉」ではなく、肉の食感を充分に楽しめる「生肉」を提供することにこだわっている。ランチではそんなボリュームたっぷりの肉厚ステーキを1100円から楽しめる。

その原価率だが、なんと肉だけで70%にのぼり、サラダやライス、飲み物などを加えてやっと60%以下に抑えられる。一般的に飲食店の経営では原価率30%程度に抑えることが多いことを踏まえると、常識破りであるといえよう。

では、どうやって利益を生み出しているのか。以前、「いきなり!ステーキ」を運営する株式会社ペッパーフードサービスの一瀬邦夫社長は、インタビューでこう答えている。

「家賃には月商の10%という基準があるが、原価率(ステーキ単品)を70%にして、かりに営業利益率が5%だったとしても、月商が2500万円なら125万円の営業利益になる。つまり分母が大きくなれば採算は取れる」

出典http://venturetimes.jp

「分母が大きくなれば」つまりそれは“回転の速さ”にほかならない。

「いきなり!ステーキ」の特徴は、立ち食い席が設けられているなど、“おひとりさま”でも入りやすいつくりであること。「最初の1店目として、サクッといきなり食べて次の店へ!」というスタイルが公式に提案されており、これはこれまでのステーキ店にはない尖ったコンセプトだ。

立ち食い席を主体にすることで店内に収容できる人数を増やし、さらにサイドメニューを絞ることでスタッフの作業効率も高める。そうして高い収益を生み出しているようだ。

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HIDE2016年05月18日

ペッパーランチCMモデルも興奮!いきなり!ステーキ上大岡店レセプション~

いきなり!ステーキ上大岡店開店前日レセプションを開催しました。あいにくの雨でしたが、多くの方にご参加頂きました。

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食べた肉のグラム数がそのままポイントになる「肉マイレージカード」がリピーターを掴んでいる

また、リピーターが多いことも「いきなり!ステーキ」の成長を支える要因だ。その裏には「肉マイレージカード」というメンバーズカードの存在がある。

食べた肉のグラム数がそのまま「肉マイレージ」と呼ばれるポイントとして貯まっていく仕組みで、

・メンバーズカード(累計3kg未満まで)
・ゴールドカード(累計3kg以上)
・プラチナカード(累計20kg以上)
・ダイヤモンドカード(累計100kg以上)

と4種類のカードランクがある。

そのランクに応じてさまざまな特典があるだけでなく、Webサイトやアプリではマイレージ(=食べた肉の累計グラム数)がランキング形式で公開され、熱心なファンの競争心を刺激しているのだ。

画像は「いきなり!ステーキ」公式サイトのスクリーンショット

そしてほぼ月イチで、カードを持つ顧客や食肉業界人ら100人以上を招いて開かれる「肉友クラブパーティ」というイベントも開催している。

そこでは同社の一瀬社長がメインホストとして会を仕切り、美味しい肉を食べながら楽しく語り合ったり、月間30キロ以上食べている人への表彰式などがおこなわれている。こうしたユニークな取り組みも、ファンを根付かせるのに一役買っているのだろう。

“低糖質&高タンパク”な赤身肉。糖質制限カスタマイズにも対応し、ダイエッターにも大人気!

yugoymさん提供

また、「いきなり!ステーキ」はダイエット中の人やボディビルダーからも支持を集めている。そもそも赤身肉自体、ダイエット向きな低糖質&高タンパク”食品の代表として知られている。RIZAPの糖質制限・低糖質ダイエットコラムの記事によると、赤身肉100g中の糖質は約0.3gとかなり少ない!

さらに同社は、2015年から

・付け合わせのコーンを糖質の少ないブロッコリーやインゲンなどに変更可能に
・100円引きでランチメニューのライス抜きが可能に

など、糖質制限を意識したメニューへの対応を開始。

画像は「いきなり!ステーキ」公式サイトのスクリーンショット

先述の肉マイレージランキングでトップだったこともあるサラリーマンのTAKAさんは、太り過ぎによる病気をキッカケに“肉ダイエット”を思い立った。

東洋経済オンラインの取材によると、「開店時間の11時、トレーニング後の16~17時の2回、1日700~1000グラムを食べる生活を1年間続けた」結果、「体重は20キロ落ち、体脂肪率も1ケタ台というアスリートのような身体になった」とのこと。赤身肉ダイエットの効果、恐るべし…。

ブームはいつまで続くかわからないけど、幅広いニーズに対応していく懐の深さがあれば、この人気もしばらく続きそうだ!