エンリケ著『結局、賢く生きるより素直なバカが成功する』より

最高月収1億超え。元キャバ嬢・エンリケが語る「No.1になるために貫いた“基本姿勢”」

仕事
「まわりから抜きん出たい!」と思うビジネスマンは多いはず。

ですが、さらに上の「No.1になりたい」となると「優れた能力が必要なのでは…?」という壁にも当たってしまいますよね…

そんな人に対し、名古屋の超人気キャバ嬢として、東海地区で指名数・来客数ともに7年連続No.1だったエンリケさんは、自身の著書『結局、賢く生きるより素直なバカが成功する 凡人が、14年間の実践で身につけた億稼ぐ接客術』の中でこう回答しています。

「私は頭がいい方ではないし、色仕掛けで勝負ができる器量もない。そんな私が不器用ながらでも、みんなのアドバイスに助けられて日本一のキャバ嬢になれた」

最高月収1億円超え、引退式4日間の売り上げは5億円を超えた偉業を持つエンリケさんが、No.1になるために一体どんなことを実践したのか。

今すぐにでも真似できるヒントを抜粋してご紹介します!

当たり前のことをコツコツやる

これは案外出来ていない女の子が多いんだけど、遅刻しない、無断欠勤しない、サボらない、という基本的なことをしっかり守ること。

これまでの経験で、新人が入ってくると、その女の子が売れるか売れないか、少し見ていれば1ヶ月もしないうちにだいたい分かる。

ダメそうだなぁと思った子が予想に反して上がっていくことはまずない。

その違いは何かというと、容姿ではないんだよね。

売れていく子は、やっぱりみんな当たり前のことを毎日コツコツやるし、努力もしている。ズル休みなんてしないし、サボることもない。

そうするとお店からもお客様からも信頼が返ってくる。

ダメな子は、彼氏とケンカしたから行きたくないとか結構いる。

私を見れば分かると思うけど、特別可愛いわけでもないでしょ。

私より容姿がいいキャバ嬢なんていくらでもいる。

私が実践しているのは、当たり前のことは守って、休まない

それから、感謝の気持ちを後回しにしない。来てくれたお客様には次の日に必ずお礼メッセージを送る。これをやらない子が結構多い。

だから言葉にして早く伝えることが大切だし、いつの間にか差がつく。

給料の交渉ばかりしている子や、陰で悪口ばかり言う子も伸びない。

だから外見を磨くより、内面を磨いた方がいいと思う。

なんだか偉そうなことを言っているみたいだけど、最初にキャバ嬢として働き出した頃、スタッフも同僚もお客様も誰ひとり私が将来ナンバーワンになるなんて思っていなかったんだって。よく驚かれたもん。だから諦めないで。

真面目にコツコツやっていれば、きっと報われる日が来ると思うよ。こんな私にも出来たんだから。

自分に合った武器を見つける

売れているキャバ嬢は大きく3パターンに分かれるんだよね。

ひとつは、美人で高飛車でわがままな命令女王様タイプ

こういう人に弱いM系の男性はお金を使いたがる。「私、30万円以下はシャンパンだと思わないから」「それしかお金を使わないなら、私を指名しないで」って本当に言うキャバ嬢がいるからね。

そういう子はそれが板についているから、嫌われることもあるけど、受ける人には受ける。

次は可愛らしくてお人形さんのような無邪気なお姫様タイプ

このタイプは、キャバクラやクラブのVIPルームのステータスにもなっている高級シャンパン『アルマンド』のロゼ、グリーン、ゴールドの3本セット総額60万円超の「アルマンド信号機頼んでいい?♡」「エルメスのバーキンがほし~♡」と可愛くおねだりができる。

お姫様だから、何百万・何千万円のプレゼントをもらっても「ありがと~♡」の満面の笑顔がお客様へのご褒美。

最後はとくに容姿で勝負ができるわけでもない、パッと見フツーな一般人タイプ

このタイプは、命を削って努力をしていくしかない。ちなみに、私もここに入る。

お客様にお金を使ってもらう価値を感じてもらうためには、一生懸命努力する姿を見せることで、応援してもらうしかない。

ただ、黙っていたんじゃお金を使ってくれないから、使いたくなる「何か」がないといけない。それはこの本にまとめてあるからぜひ勉強してもらいたい。

たとえば、本来引っ込み思案な女の子が頑張って女王様キャラを演じても、無理しているから違和感がある。

まずは自分がどのタイプなのかを正しく見極めて、自分に合った武器を使った方がいい。

私の場合、18歳当時は敬語も使えず散々。反省して次は猫をかぶっておしとやかにしてみたけれど、それだと特徴がなさすぎてある一定以上は売れなかった。

本来の自分を活かしたはっちゃけキャラに変えたら、その方がウケたし、無理しなくていいから楽だった。

キャラを無理に作って演じても、辛いしボロが出てしまうからね。

基本的に、あまり恥ずかしがらずに欠点もさらけ出すくらいの方がいいと思う。

完璧主義者の男性なんていないから、なんでもソツなくこなすよりは、少しおっちょこちょいくらいの方がウケたりすることもある。

重要なのは、無理に演じるのではなく、しんどくないキャラを見つけることかな。

お客様に合わせてキャラを使い分ける

自分の武器を見つけたからって、お客様全員にそのキャラで行くのは違うかな。

私も素ではあるけれど、あるところでは計算して、相手によっては多少変えている。

たとえば気さくそうな人だったら、はじめましてでも、昔から馴染みのお客様かのように「どうも!エンリケです」でいいけど、気難しそうな人だったら「はじめまして、エンリケです。よろしくお願いします」と丁寧にお辞儀をしてスタートする。

基本的には元気いっぱいで裏表がない素のキャラでやっているけど、相手をちゃんと見て、その人が喜びそうな温度に合わせるようにしているよ。

また、お客様をバカにしないなど基本的なルールは自分の中にしっかりある。

私をリスペクトしてくれている子の中には、はっちゃけすぎてしまっているケースがある。

たとえば、高級なスーツでいらしたお客様にシャンパンをプロ野球の祝勝会ばりに遠慮なくかけちゃったり。これはエンリケ的には絶対にやらないこと。

また、お客様の前に出るときには清楚でお嬢様らしい服装と髪型を心がけている。

YouTubeではスッピンもさらしているけど、仕事中はきちんとヘアセットして、化粧をしてドレスを着る。

もともと猫背で、中学生時代「アリ」と呼ばれたこともある私だけど、背筋を伸ばしてどこからみても美しい姿勢を意識している。

キャバ嬢って、女である自分を商品にしている職業。だからお金を払ってでも会いに来る価値がないといけない。

会社や近所にいるような女ではお金を使ってもらえない。そこは名古屋弁丸出しで変顔を披露していても、崩さずに大切にしていた部分かな。

コンビニの店員さんにも「ありがとう」と言う

接客中に笑顔でいることは当然なんだけど、普段からスマイルを心がけている。

誰だってオンとオフはあると思うけど、私の場合、オフになるのはひとりで家にいるときくらい。それ以外は、仕事やプライベートを問わず、タクシーに乗るときも笑顔を意識している。

だって、第一印象を良くする癖をつけたいから。そうしていると、仕事でも自然に出来るようになるんだよね。

もうひとつ、タクシーの運転手さんにもコンビニの店員さんにも必ずお礼を言うようにしている。

同じマンションの住民や守衛さんにもきちんと挨拶をする。良いこともあるんだよ。普段からそうしていると助けてくれたりするんだよ。

たとえば、普段からコミュニケーションを取っていると、マンションの守衛さんが写真を撮ってくれたり。インスタとかで「これ、誰が撮ってるんだろう?」と思うことがあるかもしれないけど、実は守衛さんだったりする。

顔見知りになってお願いしてみたら「いいですよ」と快くやってくれたりするの。撮ってくれる人がいなくて困っていたからすごく助かった。

他にも、いつも立ち寄るコンビニの店員さんで、挨拶を交わしているうちに仲良くなった年上の女性がいて。

トークショーをやることになって司会を誰に頼もうと困っていたときに、お願いしてみたの。「司会をやってくれませんかね?」って。

最初は「私が司会なんて無理だよ」と言ってたんだけど、結局引き受けてくれて、しゃべりがうまくてトークショーがすごく盛り上がったんだよね。頼む私もどうかしていると思うけど、普通やってくれないでしょ。

しかも謝礼を払うって言ったのに、口座番号を教えてくれないの。今でも近くに行ったら寄るんだけど、お母さんみたいで本当に優しい。

見返りを求めているわけじゃないんだけど、いつも笑顔で接していると、困ったときに助けてもらえることもある

14年間の実践で身につけた、マネしたい接客術が満載!

結局、賢く生きるより素直なバカが成功する 凡人が、14年間の実践で身につけた億稼ぐ接客術

結局、賢く生きるより素直なバカが成功する 凡人が、14年間の実践で身につけた億稼ぐ接客術

指名されつづける人は、特別な能力があるに違いない」と思ってしまいがち。

ですが、エンリケさんが実践されてきた内容を知ると、何事も素直にコツコツ行うのが一番の近道なのだと感じました。

同書は、エンリケさんがNo.1になるために意識したこと、会話術、LINEやメールなどの文章の書き方を、当時のエピソードと共に紹介されています。

ぜひお手にとってみてください!