不思議ビジネス案内所

第1回 悪臭判定のプロ。臭気判定士の仕事 前編

2009.12.04 FRI

不思議ビジネス案内所


ただいまニオイの分析中! ニオイを嗅ぎあてる…という類の作業ではないので、犬のような嗅覚は必要ないんだそうです

人並みの嗅覚で大丈夫? “臭気判定士”になりたい!



今回からはじまりました、「不思議ビジネス案内所」。案内人のばーぶちゃん1号です。どうぞよろしく。

記念すべき第1回は、“臭気判定士”という資格にフォーカス! なんとなく臭いそうなお仕事ですが、果たして…? 臭気判定士の資格試験を実施する“社団法人 におい・かおり環境協会”の重岡さんに、資格の中身と実際の仕事内容を聞きました。

「“臭気判定士”は、1996年の“悪臭防止法”の改正にともない誕生した国家資格。様々な悪臭を人の嗅覚を用いて観測する、“嗅覚測定法”を行うために必要な資格です。合格率は40%ほどで、現在までに3000人以上の人が資格を取得しています」

“臭気判定士”というからには、かなり鼻が利く人でないと務まらないわけですよね?

「勘違いされがちですが、“臭気判定士”は犬のように鼻が利くわけではありません。むしろ一般の人と同程度の“正常な嗅覚”が必要なんです。資格試験では筆記試験のほか嗅覚検査も行われますが、これも“正常な嗅覚”があるかを確かめるため。95%の人は“正常な嗅覚”を持っているので、自分の嗅覚についてはあまり心配しなくていいですよ」 それは意外! 特殊能力を持った人だけの資格なんだと思ってました。ちなみに、“臭気判定士”になるとどんなところで働けるの?

「全国で発生する悪臭苦情を解決するために、工場・事業所からのニオイを測定するのが主な仕事。ニオイの分析サービス業や自治体の環境系の部署のほか、消臭剤の研究機関などで働くことも。最近では、ISO取得に取り組む企業に勤める人が資格を取得するケースも増えていますよ。日本全体の生活の質が上がったことで、ニオイに関する関心も高まっています。学歴や実務経験は問いませんし、高校程度の数学ができればいいので、WebR25読者の方でも今から勉強すれば取得できますよ」

え~!! バリバリ文系の私でも可能性アリってことですか!?  これは朗報。では次回は、きになるお仕事の実態についてお聞きしましょう。お楽しみに! 不思議な仕事・よくわからない仕事について、知りたいこと、気にしていることがありましたら、右下の投稿ボタンからお願いします。

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