サラリーマンの宿命!?

転勤や人事異動って断ることはできないの?

2007.04.01 SUN



イラスト:スズキサトル
職場の雰囲気にも慣れ、仕事の流れもなんとなく理解し始めたある日。「1カ月後から九州の支社で働いてほしい」と突然の転勤命令が! 入社1年目で!? そんなことって…。

「もちろん、新入社員でも転勤や部署の異動はありますよ」

と語るのは、人事コンサルティングなどを手がける社会保険労務士の内海正人氏。

「そもそも、企業が異動を命ずるのは、どんな仕事でもマルチにこなせる人材を育成したいからなんです。とくに最近は、OJT(On the Job Training)といって、現場で実践を積むことで人材育成を図る企業が増えているので、異動のサイクルが早くなっている傾向があるようです」

でも、せっかく上司とうまくやれるようになって、同期仲間もできたばかりなのに…。これって断ることはできないの?

「基本的には難しいですね。従業員が10人以上の会社には、労働についての規定を記し、労働基準監督署に提出した“就業規則”というものがあります。そして内定者は、『就業規則を順守します』という誓約書を交わした後、入社となるわけです。そこには、異動に関する規則もあるので、正当な理由もなく拒否すれば業務命令違反となり解雇の可能性もあるんです」(同氏)

ク、クビ!? …じゃあ、異動命令が出されたら黙って従うしかないの?

「そうですね…。ただ異動命令は、1カ月前に個人的に打診をする“内示”があり、その1週間後に“辞令”が出て正式に決定というケースが多いので、内示の時点ならば相談は可能。転勤命令の場合、介護を要する家族がいて単身赴任は難しく、かかりつけの病院も変えられない、などの理由は認められる可能性が高いですよ」(同氏)

な、なるほど…。でも、新婚や子供が産まれたばかりというのは正当な理由にはならないそう。こうなったら、「何事も経験!」とプラスに考えられるくらい、器のデカい男を目指すのが正解なのかもね。
(榛村季溶子/shortcut)


関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト