景気は上向きってホント?

2010年ニッポン経済を“景気の先行指標”で占えば…

2010.02.18 THU



写真提供/時事通信社
昨年末から今年の頭にかけて、金の価格の高騰が話題になったが、金の価格が上がると、基本的には銀や銅など他の金属の価格も準じて上がる。しかし例外的に、金の価格が上がっていても銅の価格が下がる場合があり、この兆候はその先、景気が悪くなることを示すのだという。これ、本当?

「その傾向はあるといえばあるでしょうね。銅は金や銀よりも工業の原材料として需要が圧倒的に多い金属なので、景気が悪くなり企業の生産量が低下すると需要が減ります」(跡見学園女子大学マネジメント学部・山澤成康教授)

銅だけでなく、原油、ニッケル、半導体など、工業の原材料の価格が景気の先行きを占う重要な指標になるのだという。

「まず大前提として“モノの価格”自体が景気の動向を判断する基準になりますが、モノの価格は需要と供給のバランスや原材料の価格などをもとに決まります。つまり、工業の原材料の価格は製品の価格より先に変動するため、先行指標となるのです」

新聞で発表されている日経商品指数17種は、様々な原材料の動向を集めてひとつの指数にしたもの。こういった、景気の先行きを予測する材料となる指数は、先行指数と呼ばれている。

「株価も一種の先行指数です。株価は、その時点での企業の価値ではなく将来を織り込んで決まるからです。そういった様々な指数をまとめて統計を取り、内閣府が発表するのが景気動向指数。これを見れば大体半年先までの動向が予測できます」

では、今年の景気、どんな感じ!?

「1月に発表された景気動向指数を見ると、景気が回復に向かっていることを示しています。景気の底は09年の3月ごろで、以降は上向いています。さらに景気が悪くなる気配はありません。もし二番底があるとしたらアメリカなど海外の要因でしょう」

これは朗報。前祝いで今夜は飲み明かそうか。飲み会だってささやかながら景気回復につながるかもしんないし!
(麻生雅人)


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