僕らは「ゆとり」? じゃあ先輩は?

「団塊」「断層」「新人類」etc.「○○世代」の上司攻略法

2010.03.01 MON



寄藤文平=イラストillustration BUNPEI YORIFUJI
来年度に入社する新入社員は、平成20年度入社組に引き続き「ゆとり世代」などと呼ばれている。同じように、会社の先輩・上司たちも○○世代と呼ばれることがある。特徴を知っておけば、コミュニケーションの役に立つかもしれない。『「嫌消費」世代の研究』の著者で、世代研究の第一人者である松田久一氏に話を聞いた。

「直接の先輩は25~29歳の“バブル後世代”でしょう。彼らは空気を読むことに非常に敏感で、異質な物を排除するのが特徴です。リーダーや上司にあたるのは、現在30代の“団塊ジュニア世代”ですね。少年、青年期にバブルが崩壊して、親の経済的苦難や就職難などを目の当たりにした世代で、一寸先は闇という意識が強いんです」

これらの世代は就職時から景気が低迷しており、会社での成功体験も少なく、給料が上がるイメージも持てないのだとか。

「その上の世代が現在40代の“新人類”。会社の業績がよかったバブル真っただ中に若手社会人時代を過ごし、仕事上の成功体験が多いので非常に楽観的といえるでしょう」

さらにその上には、50代の“断層世代”や日本経済を引っ張った60代前後の“団塊世代”と呼ばれる世代も存在し、多くの企業で経営陣になっている。それぞれの世代と上手に付き合うコツはあるのだろうか?

「会社ではバブル期の成功体験の有無が、ひとつの大きな境目になると思います。40代以上は基本的に楽観的。仕事も加点法で考えます。30代以下は悲観的。減点法でミスのない仕事の進め方をします。ここに大きな隔たりを感じますね」

例えば、団塊ジュニア世代の上司には、ミスがないように仕事の進捗を逐一報告する一方、新人類より上の世代の上司には、方向性やその仕事が生み出す価値などを大きく語る、なんて付き合い方も考えられる。また、飲み会などでは、先輩達が育った時代の出来事を話のネタにすると盛り上がりそうだ。

「世代が違うから…」が許されるのは学生時代まで。社会人になったら、相手を知って理解する姿勢も大切だ。
(笹林 司)


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