いい“辞め方”をしないと後に響くから…

入社前でも知っておきたい! その日のための退職マニュアル

2010.03.01 MON



イラスト:マツモトカズトク
「希望部署と違う」「社風が合わない」なんて理由で、入社早々に壁にブチ当たる新入社員も多いはず。まずは「石の上にも三年」の気持ちで頑張りたいものですが、どうしても合わない場合は転職するのも一つの手。でも会社を辞めるときには、どんな手続きが必要になるのでしょう? 『退職のとき100万円トクする本』の著者で社会保険労務士の中村敏夫さんに聞いてみました。

「まず会社の辞め方ですが、社長宛の退職願を書いて直属の上司に届けるというのが基本です。この際、会社を辞める旨を事前に上司へ報告しておくことも大事です」

辞めることを直属の上司に報告するのは非常に気まずいんですが…。

「絶対してはいけないのは、直属の上司以外の人に辞表を渡したり退職相談をすること。こうした行動を取ると、管理能力が低いということで上司の評価が下がります」

辞めてしまったら上司の心証とかは、あまり関係ないのでは?

「退社後に転職活動をする場合、応募した企業が前の会社の上司に前歴照会をするケースがあります。その時、上司の心証が悪いと『会社に不和をもたらす』など、不利な報告をされることも。“前歴照会”は上場企業ほど行う傾向があるので、キャリアアップを考えるなら気をつけたいところです」

そんなことがあるんですか!? ほかにも注意しなければいけないことはありますか?

「辞める前提で勤務態度を悪くしないこと。あと、退職後に転職活動をするつもりなら中途採用の面接で話せるよう、辞める理由を自分なりに整理しておくことも重要です」

ちなみに退職金はどれぐらいの期間働くと出るんですか?

「会社により退職金支給規定が決まっているので期間、金額はそれぞれです。事前に会社規定をチェックしておきましょう」

面倒臭くても段階を踏み退社しないと、後の転職にまで支障が出るのか…。立つ鳥跡を濁さず、キレイに退職するに越したことはないってことですね。
(唐澤大貴/清談社)


関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト