ビジネスマン 副業の手帖

第4回 古本の転売“せどり”【販売編】

2010.03.26 FRI

ビジネスマン 副業の手帖


『せどりで副業!30代ダブルワーカーの日記』著・河原すみ(ブイツーソリューション)1470円


アマゾンマーケットプレイスでは、月額4900円で基本成約料の免除や一括出品な ど様々なメリットが受けられる大口出品登録も可能だ。なお、河原さんいわく、 専業で月収100万円を超える猛者もいらっしゃるとか 撮影/熊林組

出荷作業は毎晩!? せどりはネット店舗経営のごとし



もともとは中古品の転売を指す言葉なのですが、今や古本の転売、 なかでも“ブックオフなどで仕入れた格安古本をネットで売る行為”を意味する言葉として使われる「せどり」。

これは金銭的にも時間的にも大した投資いらずで始められる副業として、ビジネスマンに最適かも? というわけで、実際にせどりで月10万円以上を稼ぎ『せどりで副業!30代ダブルワーカーの日記』という著書もある、会社員の河原すみさん(31歳)にお話をうかがいました。

前回は仕入れまでをうかがいましたが、今回はその仕入れた古本を「どうやって売るか」教えてください。

「まず本を30~40冊仕入れてから、帰宅後、最初にやることは、商品に貼られている値札はがしです。これがけっこう面倒くさいんですよ。でも、シールはがし液を使って丁寧にはがさないと商品が汚れてしまいますからね」

割と地味めな作業ですね。その後はいよいよ出品?

「はい。本を販売する手段として、ネットオークションを利用されている方もいらっしゃいますが、商品を撮影したり、本の基本情報を書いたりするのが面倒です。その点、私が利用しているアマゾン・マーケットプレイス(アマゾンを通じて行う個人間売買)なら、アマゾンに登録されている本であれば、販売価格や本の状態を記入するだけで出品が終わるので楽ちんなんですよ」
『せどりで副業!30代ダブルワーカーの日記』著・河原すみ(ブイツーソリューション)1470円
一度の仕入れで本を30~40冊仕入れるうえに、週末という限られた時間しかせどりに割けない河原さんだけに、1冊出品するのにかかる時間や手間は重要ポイントのようです。もちろんネットオークションならではのメリットもあり、レアな本であれば、写真で状態を見せられますし、オークション参加者による入札競争で高値販売が期待できます。

「出品する時は、表紙や本文の汚れや書き込み、付録のありなしなど、できるだけ本の状態を正確に記入します。特にマーケットプレイスは、売買成立後、利用者が出品者を一方的に評価するので、悪い評価を付けられないように細心の注意をはらっています」

では出荷作業はどうでしょう?

「ネットへの出品作業はまとめて1~2時間もあればできるんですが、本が売れるタイミングはバラバラですから、本を出荷する作業は平日週末にかかわらず毎晩発生します。だいたい1日5~6冊。多い時で10冊の梱包となると、仕事で疲れた体にはこたえますね」

もちろんいい加減な梱包も許されず、本と送り状をビニールに包み、それを1枚30円の厚紙封筒に入れるという徹底ぶり。河原さんいわく「面倒くさがり屋には向いていない」とも。

もはやネットショップじゃないですか。

「そうなんです。実はせどりは小さなネットショップを経営しているのと一緒なんです。逆に、『いつか起業してみたい』って思っている方なら、ローリスクのシミュレーションとしていいと思いますよ」

なるほど。これで起業の適性もわかると。なかなか奥が深いせどりの世界。でもあまりに本好きだと「あ、あの本読みたい」「この本売るのはもったいない」と仕事にならないようですので、ご注意を~。 自由のきく勤務形態の仕事、興味のある副業がなどありましたら右下の投稿ボタンからお願いします

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