ビジネスマン 副業の手帖

第9回 PCでできるテープおこし【実践編】

2010.05.07 FRI

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なお、現在渡される録音テープは7割がたデータで、MP3やWAVなどの音声ファイルだそう。しかしながら、「テープおこし」の名の通り、残りの3割はカセットテープという仕事も根強く残っているようで、再生用のカセットプレイヤーは仕事用として必携とのこと ※写真はイメージです 撮影/熊林組

1時間のテープを文字にするといくら稼げる?



普段使い慣れたパソコンで作業、しかも夜間や休日など空いた時間にやればよいとあって、ビジネスマンにもできそうなテープおこしのバイト。しかし肝心なのは、どこから仕事をもらってくるのか、という問題です。

4年前からテープライターとして活躍する加藤弓子さん(53歳)のケースをうかがってみました。

「私の場合、受講したテープライター講座の検定試験を合格しますと、その通信教育会社系列のテープおこし会社に登録できました。もちろん登録しただけですので、必ずしも仕事が来る、仕事が続くとは限らないんですけどね。後は知人からの紹介で受けることもあります」

なるほど、資格試験と人材登録がセットになっていたというわけですね。加えてコネもあればなお良しと。では、具体的にお仕事の流れはどのようなものなのでしょうか?

「まず、登録したテープおこしの会社などから電話で仕事の打診が来ます。テープの内容、収録時間、締め切り、納品方法などをうかがって、やれそうだなと思ったらお受けします。報酬はだいたい1時間のテープで5000円から1万5000円になります」 ほうほう。しかし、ただテープの内容を一字一句間違えずに文字におこせばいいってわけでもないんですよね?

「そうです。テープの内容は、インタビューから、対談、講演会、シンポジウム、会社の会議、裁判資料など様々です。それらを一字一句もらさずおこす『ベタおこし』から、話し言葉を書き言葉にリライトするもの、語尾を『ですます調』に変えるもの、また、『5000字以内で要点をまとめる』ものなど、クライアントの指示に従ってテキストにします。なかにはまったく知らない専門分野のテープもありますので、ネットや図書館で調べることもありますね」

場合によっては、ほとんどそのまま原稿として通用するプロのライター仕事。事実、テープライターからライターに転身された方もいると聞きます。 では、このお仕事が月においくらくらいの稼ぎになるんでしょうか?

「私の場合は、月平均3万円くらいで、時折り10万円を超える月もあります。ただ、顔も広く営業力がある方で、仲介業者を頼ることなく仕事を取れば、この5割増しくらいの報酬はいただけると思いますよ」

ちなみに、筆者がテープおこしをお願いしているバイトくんは、単に筆者の後輩で特にテープおこしの勉強をしたわけではないのですが、筆者の紹介で様々なライター氏や編集部からの仕事も受け、そこそこ儲かっているみたいです。

というわけでビジネスマンにもやれそうなテープおこしの副業。まずは仕事がもらえそうな相手を探すところから始めた方がいいかもしれませんね。え、筆者から仕事をもらいたい? うちはけっこう買い叩きますよ~(笑)。 自由のきく勤務形態の仕事、興味のある副業がなどありましたら右下の投稿ボタンからお願いします

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