認める会社が増えているようですが…

理想と現実にギャップあり? サラリーマン「副業」の実態

2010.05.20 THU



写真提供/時事通信社
富士通、東芝などの一部上場企業が、社員の副業を認めるというニュースが流れたのが2年前。正業だけでなく、副業でも稼いで、みんな懐は温かくなったんでしょうか? 副業に関する書籍を多数書いている、中島孝志さんにお話を伺いました。

「大手企業はどんな副業でも自由にしていいと言ったわけではありません。直属上司の許可が必要、関係のある企業での勤務でなければならない…など条件が厳しくて、正式に副業ができた人はわずかでした」

そうなんですか。じゃあ、副収入はほとんど得られなかったんですね?

「もともと副業が認められたのは主に工場労働者に関しての話なんですよ。不景気で工場を止めるから、労働者は収入が不足するようなら、アルバイトして足りない分を補って…という施策だったんです」

そうですか。では、いわゆるホワイトカラーについては、副業は認めないというのが日本の企業の考えなのでしょうか?

「いえ、現在多くの会社が、社員に対し副業を認める方向に変わりつつあります。終身雇用の安心感はなくなり、多くの人が、複数の仕事を持つようになっていくでしょう。ただ終業後の時間を切り売りし、飲食業や小売業で働くのは負担が大きく、健康を害したり事故を起こしたりする可能性もあります。個人的にはお勧めできませんね」

とはいえ、生活費を補うためにどうしても副業せざるを得ない場合は、どんな業種を選ぶのがベストなのでしょうか?

「やはり自分のやりたい仕事を副業にするのが理想でしょうね。例えば、損害保険の会社に勤めている社員に、マジシャンを副業にしている人がいたのですが、お客さんの前でマジックを披露したら契約がバンバン取れて大成功したという人がいます。正業と副業が補完しあう形になっているため会社でも重宝されていますよ」

副業ってつらいイメージがありますけど、好きな仕事で収入を補てんできたら人生楽しくなりそうですね。
(村田らむ/清談社)


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