あの経済偉人たちのR25世代

第4回 バフェットがR25世代だったころ

2010.06.25 FRI

あの経済偉人たちのR25世代


ウォーレン・バフェット(1930~)。06年にバフェットが、総資産の85%にあたる約374億ドルを慈善団体に寄付したニュースは記憶に新しい。日本円にして、ざっと4兆円…。う~ん、カッコ良すぎるぞ、オマハの賢人! イラスト:うぬまいちろう

25歳にして総資産1億円超え!



成功者と呼ばれる人には、どこかアクが強く、時に毀誉褒貶(きよほうへん)の激しい人物が多いものだが、ウォーレン・バフェットの場合は少しばかり様子が異なっている。

ビル・ゲイツと世界一、二を争う大富豪であり、世界最大の投資会社(バークシャー・ハサウェイ)の経営者でもあるバフェットだが、その生活ぶりは意外とつつましいものだった。郊外の質素な住宅に暮らし、極上のステーキよりもハンバーガーを好み、ついには資産の大半を寄付してしまう…。まるで聖人君子のようなバフェットだが、一体どんな青年時代を送ったのだろう?

幼少期から数字、商売に強い関心を持っていたというバフェットは、祖父が営む食料雑貨店から6本25セントで仕入れたコカ・コーラを、1本5セントで売りさばいたのをはじめ、競馬の予想システムを自作して売り歩いたり、友人を総動員してゴルフボールを拾い集めて販売するなど、商魂たくましい少年だったという。

初めて株式投資を経験したのは11歳の時で、これは証券会社の経営に携わっていた父親の影響が大きいだろう。この初投資で早くも利益を確定させたバフェットは、中学生になると新聞配達などの仕事でさらに資金稼ぎに精を出し、実践によって投資のノウハウを身に付けていく。 大学ではファイナンスを学び、21歳の時には修士号を取得。バフェットはその後、ウォール街で働くことを望んだが、これは父の反対により実現しなかった。結局、彼は故郷であるオマハに戻り、父の証券会社で株式ブローカーとして働くことになる。

このころ、すでに9800ドルの資産を持っていたバフェットだが、実践の場でさらに知識と投資スキルを磨いた彼は、25歳の時点で資産を14万ドル(現在の価値にして約1億円)以上にまで増やしている。

とはいえ、誤解してはいけない。バフェットは決して守銭奴タイプの経営者ではないのだ。実際、史上屈指の企業家となった今日も、彼はこう公言してはばからない。「私は金儲けが好きなのではなく、経営が好きなのだ」と。つまりは、とてつもなく有能で純粋な“投資オタク”の行き着いた先が、現在の姿といえる。

好きこそ物の上手なれ――。バフェットの場合、それが資産運用の世界だったわけだ。 R25時代を知りたい経済界の偉人のリクエスト。当企画にコメントなどありましたら右下の投稿ボタンからおねがいします

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