日常に潜む仕草のモテポイントを解説!

「人畜無害な五重塔」すなわち吊り革上手ナリ

2010.07.15 THU

モテリーマン


奈良、法隆寺の五重塔は1300年にわたって、震災を耐え忍んできた。秘密は建築構造にある。礎石はデコボコで、柱はそこに載っているだけ。地震が起きると、柱は適当にずれ、建物全体が軽く揺れることで振動を吸収する。こうした伝統的な宮大工のノウハウは、今、意外なところに継承されている。
通勤電車内のモテリーマンだ。彼らは、揺れという名のグルーヴをひざと腰で吸収する…そう、五重塔のように。脚の位置をずらし、突発的な揺れにも対応。少々のグルーヴに吹き飛ばされ、ОLちゃんの足を踏む木の葉のような男に存在意義はない。
五重塔な男の吊り革術。フォームはこうだ。(1)手のひらを手前に向け、輪っかに手を通す。(2)人差し指と中指の2本を革部分に添え、薬指と小指で軽くリングを握る。(3)親指は無条件に立てる。
手は基本的に顔の前へ。脇はグルーヴに応じて、他人に注意しつつスイング。このフォーム、何より指をスラリと見せるのがポイント。

※フリーマガジンR25 2号「プチスマートモテリーマン講座」より

  • 参考フォーム

    荒技『泥酔、またはあしたのジョー』。不幸と知りつつダメ男に弱いOLさんに有効。車掌さんには逆効果だ
  • これが基本姿勢!

    吊り革はスタンドマイク、銃を模した手が男の攻撃性をアピール。下半身と腕をスイングすれば、気分はロックボーカリスト!
  • 回送電車でなら…

    C難度の前振りあがり十字懸垂から、B難度の脚前拳支持へ。後方伸身宙返り2回ひねり下がりでフィニッシュ。回送電車内のみ有効
「人畜無害な五重塔」すなわち吊り革上手ナリ

武田篤典(steam)=文
text ATSUNORI TAKEDA
Shu-Thang Grafix=絵
illustration SHU-THANG GRAFIX

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