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12年大河は『平清盛』 観光の準備始まってる?

2010.08.09 MON

今月4日、NHKは2012年の大河ドラマが『平清盛』になることを発表した。大河ドラマといえば、ゆかりの地がキャンペーンを展開したり、関連グッズを作るなど「便乗」して毎回大いに盛り上がる。現在は『龍馬伝』が放送中だが、龍馬の出身地である高知県で『土佐・龍馬であい博』が開催されているほか、日本初の株式会社と言われる亀山社中のあった長崎市や、龍馬が活躍した京都市などでも龍馬関連の展示やグッズ販売などが積極的に行われている。

さらには「人気便乗記念キャンペーン」を堂々と謳った企業もある。東京都品川区の運転手付きトラックレンタカーサービス「レントラ便」を運営する株式会社ハーツは期間限定で「坂本」「楢崎(妻・お龍の名字)」「千葉(龍馬が通った道場の名)」の3つの姓から2つの組み合わせのカップルには無料で同サービスを利用できるキャンペーンを6月から7月にかけて実施した。

このように、大河ドラマは多くの人を巻き込むわけだが、となれば、『平清盛』に決まったということで、早速ゆかりの地は動き始めるのか?

まずは清盛生誕の地とされる三重県津市観光課に問い合わせてみると、「え? そうなんですか?」と『平清盛』に決まったことも知らなかった模様。なお、観光は同市商工会議所が主導しているとのことで、商工会議所に聞いてみると、こちらも記者の電話によりそのニュースを初めて知ったという。

担当者は「現在、2011年の大河ドラマ『江~姫たちの戦国~』の準備をしているところです。津市は主人公の江(ごう・崇源院=徳川秀忠の正室)が9歳まで過ごした土地といわれており、現在は『地域活性化推進協議会』を立ち上げ、地域の活性化のために活動を行っています。今年からキャンペーンを打っており、キャラバン隊を作ってPRをしたり、着ぐるみを作ったりしていますよ」と語った。とりあえず、現時点では来年の準備に集中している状況で、さすがに2年先のことまでは考えられないようだ。

ほかにも清盛の寵愛を受けていた「祇王(ぎおう)」ゆかりの寺・祇王寺(京都市右京区)や、「壇ノ浦の合戦」の舞台である山口県下関市の下関観光コンベンション協会、平家とゆかりがあるとの説もある富山県の旧平村(現・南砺市)などにも問い合わせたが、いずれも2012年の大河ドラマが『平清盛』に決まったことを知らず、そろって「今現在は白紙です」との返事だった。

というわけで、いくら『平清盛』に決定したとはいえ、『龍馬伝』がいよいよクライマックスを迎えるのに加え、来年の『江~姫たちの戦国~』の準備も始まったばかりの今、2年先の平清盛や平家、源氏について考えるのはいささか気が早いようだ。

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