話題のニューストピックを追跡!

猛暑で人気になるアイス、人気が落ちるアイス

2010.08.09 MON

今月3日、赤城乳業は「『ガリガリ君』(各種)品薄状態についてのお詫び」を同社HPに掲載した。それによると、「この夏の猛暑の天候状況もあり、通常の販売数量を大きく上回る状況が続き、現在品薄状態となって」いるとのこと。現在、増産体制を敷いているが、いまだに安定供給の確保には至っていないという。

確かに今年の夏は暑い。気象庁によると、2009年7月は平均気温が平年比-0.16度とやや冷夏だったのに対し、2010年7月の平均気温は平年比+1.42度。東日本の、同月下旬の平均気温は統計を開始した1961年以降、過去最高を記録したという。

となればこの暑さのなか、絶好調なのは、ガリガリ君だけではないはず。2009年7月と2010年7月のPOSデータを比較し、猛暑の今夏、躍進したアイスクリームを調べてみた。データ出典は「日経POS情報サービス」である。

アイスクリームといっても、一箱に5~6本入っている「ホームタイプマルチアイス」のほか、「カップタイプ」「バータイプ」などに区分される。POSのランキングに影響する総合的な販売金額(単価×売れた個数)でみると、上位は単価が高い「ホームタイプマルチアイス」が占める。

トップ20をみてみると、2010年に大躍進しているのは、

9位→2位 【ヨーロピアンシュガーコーンバニラ 56ml×5】(クラシエF)
11位→5位 【エスキモー パルムチョコレート 55 ml×6】(森永乳業) 
16位→9位 【ガリガリ君 ソーダ 65ml×7】(赤城乳業) 

の3つ。確かにガリガリ君はよく売れている。また、2010年のランクイン新顔は、

【カルピス アイスバー 45ml×10】(ロッテアイス) 
【ドール もりだくさんフルーツ 4種 24 ml×16】(ロッテアイス)
【モナ王 バニラ 100 ml×5】(ロッテアイス)

の3つであり、「さっぱりとしたアイス」(モナ王)、「後味スッキリ」(カルピスバー)、「ジューシーなアイス」(もりだくさんフルーツ)と、おおむね「スッキリさっぱり」味が人気となっていることがうかがえる。
(※それぞれのアイスのキャッチコピーは、メーカーHPによる)

ちなみに、濃厚なプレミアムアイスの代表格、トップ20位に入っていたハーゲンダッツは2商品が順位を落とした。ひとつは18位→29位になった【マルチパック バニラ・グリーンティー・ラムレーズン 75 ml×6】でもうひとつが【ミニカップ マルチパック バニラ・クッキー&クリーム・ストロベリー 75ml×6】(10位→14位)。

さすがにこの暑さのなか、猛暑でスッキリとガンガン食べたいというニーズには不向きだったのかもしれない。ちなみに両年とも売り上げNo.1は【井村屋 あずきバー 65ml×6】である。

取材協力・関連リンク

関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト