署名は「○」「△」「×」でもOK!?

クレジットカードのサインでいったい何を確認してる?

2010.08.19 THU



撮影/岡田尚子 撮影協力/池尻大橋「九州料理 流」
クレジットカードで買い物をするときに、手書きのサインを求められますよね。でも、サインで個人を識別できるものなの? 店員さんもあまり確認していない気がするし。

「サインは主に2つの役割があります。ひとつは、利用者がカード裏に署名したサインと同じサインを伝票に書くことで、自分のカードであることを証明するため。そして、この金額でこの買い物をしたということを利用者が承認した証としての役割です」

とは日本クレジット協会の星 一さん。店舗が本人確認をするためだけでなく、利用者が自分のカードを使い、自分の責任で買い物をしたということを認める意味合いが強かったのだ。一般的に店舗はサインとカード裏の名前との不一致など、明らかな不正利用しか確認しないという。じゃあ伝票とカードの裏のサインが一致さえすれば、カタカナでも、○△×などの記号でもいいってこと?

「それをご本人のサインとするなら問題はありませんが、おすすめはしません。盗難や紛失で本人以外の人がカードを使った場合に、サインをマネしやすいからです。複雑でマネしにくい漢字の方が安心。また、カードの裏の署名欄には必ず署名してください。本人確認やカード使用の承認ができないときは、加盟店はカード利用を拒否できるルールになっていますし、不正利用された場合に補償されない場合があります」(同)

クレジットカードはカード会社が契約者に貸し出しているもので、所有権はカード会社にある。そのため家族であっても、他人に貸すことは禁じられており、それがサインにより発覚することもあるという。

「店舗で控えたサイン済みの伝票は、一定期間保管されています。不正利用が疑われる場合には、筆跡を確かめることもあります」(某大手クレジットカード会社広報)

なにげなく使っているクレジットカードだけど、不正利用防止に関して僕らに委ねられている責任はけっこう大きい。サインひとつにしても心して書いた方がいいのかも。
(加藤克和/verb)


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