年会費は安く、ポイントも貯めやすい!

20代限定クレジットカードが続々登場しているワケ

2010.09.02 THU


近年、クレジットカード会社から「20代限定カード」が相次いで発行されている。『JCB カード エクステージ』(昨年8月発行)と『三菱UFJニコス/イニシャルカード』(今年4月発行)はともに入会資格を29歳以下に限定。また、『セゾン・アメリカン・エキスプレス・カード』(今年6月発行)には4段階のステージがあり、第1ステージ「パール」は20代向けの“入門カード”という位置づけだとか。なぜ今、こうした若者向けカードが増えているのか? クレジットカード事情に詳しい消費生活評論家の岩田昭男氏に伺った。

「各社が20代向けクレジットカードを発行する目的は、若い優良な顧客を早くから“囲い込む”ことでしょう。12月に施行を控える『改正割賦販売法』で、クレジットカードには収入に応じた利用限度額が設定されます。そうなると低収入の会員は、カード会社にとってあまり利益にならない。そこで、各社は高収入で信用力が高い顧客の獲得競争を始めています。まずは20代限定カードを使ってもらい、定期的に利用する優良な顧客には、そのままゴールド→プラチナとステージを上げてもらう戦略です」

20代向けカードは年会費が安く(前述のJCB カード エクステージは無料)、ポイントがたまりやすい魅力がある。R25世代が最初に持つカードとしては確かにお手ごろ感がありそうだ。

ところで、こうした獲得合戦の裏では、ユーザーの淘汰も進んでいると岩田氏は語る。

「6月に施行した改正貸金業法で、カード作成時の審査に使われる個人の与信情報は指定機関で一元管理されることになりました。これによって、審査の際に個人の資産状況を把握しやすくなったわけです。こうなるとカード1枚作るのに、ますます信用力が重視されるようになります」

つまりこれからは審査がより厳しくなり、クレジットカードを持てない人も増えるというのだ。もしかしたら、カードを持つこと自体がステータスなんて時代がやってくるのかも。
(榎並紀行/アイドマ・スタジオ)


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