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30度を超える残暑も、コンビニおでん昨年より販売好調

2010.09.21 TUE

9月初めからコンビニチェーン各店では、おでんの販売が始まった。だが、今年は9月に入っても4日に岐阜県郡上市で39.1度を記録し、東京や大阪でも35度以上の日が続くなど厳しい残暑が続いた。おでんといえば冬の食べ物のイメージが強く「こんなに暑いのにおでんなんて…」と思った方もいるだろう。だが、今年はおでんが特によく売れているというのだ。

そもそも、おでんが年間で一番売れるのは意外にも9~10月の秋口なのだという。セブン-イレブン・ジャパンのサイトに掲載されている「セブン-イレブンまるわかり豆知識」の「おでんが一番売れるのはいつ?」では、秋口に一番売れる理由を「体感気温」が最も下がるのがこの時期だから売れるのだと説明している。同サイトでは「たとえば、毎日30度以上の夏日が続いたあとに、急に秋風が吹き25度くらいになると、人は肌寒く感じ、これまでとは違う温かいものが恋しくなります」と説明している。

だが、今年の9月はとにかく例年以上に暑かった。普段のセオリーである「おでんが一番売れる時期は9月から10月」は今年も当てはまったのか? 同社広報センターの松本稔さんに聞いてみた。

すると、「今年は好調に推移しています。暑さの厳しかった9月初めのセール期間においても、昨年に比べて販売を伸ばしています」という。今年の残暑は厳しかったとはいえ、「売れる時期のスライド現象」が発生して、おでんの絶好の販売時期が後ろ倒しになったわけではないのだ。

「暑さのピークの7~8月は最高気温が35度以上の日がたくさんありましたが、9月に入るとさすがにそれよりは下がり、特に朝、夜は寒暖の差を感じやすくなり、『体感温度』は明らかに下がっています。サイトでは『30度が25度くらいになると』といった書き方をしていますが、これは『25度になると売れる』ということではなく、あくまでも『体感温度が下がれば売れる』を意味しています。また、秋を迎えていくなかで嗜好の変化というものもあります。前より少しは涼しくなると、温かいおでんを食べたくなる人が増えるのです」(松本さん)

逆説的になるかもしれないが、松本さんは猛暑だったからこそおでんがよく売れているのではないかとも語る。「あまりに暑かったため、多くのオフィスなどでクーラーをガンガンかけていたことでしょう。クーラーが強いと、外は暑くても部屋の中では寒さを感じるので、温かいものを食べてみたいというニーズも出てきたと思われます」(松本さん)

「おでんが一番売れるのは秋口」という事実はすでに明らかになっていたが、「猛暑だからこそ秋口に去年よりもっと売れた」という新事実を今年の猛暑はもたらしたようだ。

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