英語でシゴトーク!

第9回 英語で“すみません”、どうしたら!?

2010.10.22 FRI

英語でシゴトーク!


「I’m sorry.」と言葉にすることは、謝っていることに対して自分に責任があると伝えることと表裏一体。会社同士の利害につながる問題では補償を請求されることもあるので、慎重になろう

英語圏の人への“すみません”は要注意!



日本人が言いがちな“すみません”。英語圏の人とビジネスが頻繁になれば、普段と同じ感覚で使いそうになるけれど、要注意なのだとか。All Aboutビジネス英会話ガイドの竹村和浩さんに聞いた。

「“すみません”というと『I’m sorry.』を思い浮かべる人が多いと思いますが、英語で近いのは『Excuse me.』で、“申し訳ありません”が『I’m sorry.』。英語圏のビジネスで“謝る”ということは、日本の感覚と大きく異なります。『I am sorry.』や『apologize』、“謝罪する”という言葉には、『I am responsible for it.』という意味が含まれており、“自分に責任がある”ことを表明することになるんです」

ゆえに、金銭的な利害が絡むような場面では、安易に『I’m sorry.』と言葉にすると、賠償などのトラブルにつながる可能性も。欧米では交通事故の後、『I’m sorry.』と言ってしまうと、被害者であっても損害賠償を巡る裁判で負けることもあるそう。

「日本の習慣と同様に、誠意を表すために最初に言ったり、“まあまあ、そこまでしなくても”というような相手の共感を期待して謝るのはやめましょう。ポイントは、慎重に、“何について、どのように謝るか?”を明確にすること」
謝罪する際の代表的なフレーズ。常に、“何について、どのように謝るか?”をはっきりさせて表現することが大切。自分の責任の範囲を超えたことまで謝るのは避けた方がよい
たとえば、相手に納品すべき荷物が配達業者の遅延によって届かないなら、「The delay is for delivery service.」、“配達業者の遅延により遅れています”と、客観的に状況を説明。そのうえで、「Please accept our deep apologies for your inconvenience this may have caused you.」、“ご不便をおかけしたこと、心よりお詫び申し上げます”と謝るのが適切なんだとか。また、明らかにこちらに非があるときは、「We accept responsibility for the late delivery.」、“遅配に関しては全面的に私どもの責任です”ときちんと謝罪することも大切。

「特に利害が発生しないなら『I’m sorry.』はコミュニケーションの潤滑材。見極めが肝心です。また、“~していただいてすみません”という日本語が代表例ですが、“すみません”が『Thank you.』に相当することも多いんですよ」

英語圏の人に謝る際は、言葉にする前に考えるクセをつけるようにしよう。 英会話について、知りたいこと、気になることがありましたら、右下の投稿ボタンから投稿して下さい。

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