日常に潜む仕草のモテポイントを解説!

冒険に臨む男となり、荒海に漕ぎ出す…。バスには、こう乗るべし

2011.01.13 THU

モテリーマン

バスの基本姿勢は、手放しである。つり革にもバーにも頼らず自立する。年度末ごとに掘り返された路面の細かなギャップを乗りこなす。きわめて小さく手を開き、膝をサスペンションにして。フロントガラスがビッグウエィブを切り開くイメージを浮かべながら…その瞬間、バスは、巨大なサーフボードになる。平凡な移動時間はエキサイティングに変わる。そしてモテリーマンの瞳は、営業先ではなく、冒険に臨むときの輝きを見せ始めることになるのだ。
ときには座っても構わない。浜で波を待つ感覚だ。サーファーが風や気温から波を読むように、車内の環境を常に意識するのだ。たとえば おばあちゃん感 のあるとき。席を譲るのは当然だが、女心を傷つけないよう自然に立つ。一方で無礼ヤングに横取りされないよう、 おばあちゃんガイドシステム を起動すべし。
また、 子ども感 のあるとき。「とまります」ボタンはギリギリまで引き付けてから押す。バス内の子ども誰しもボタンを押したいのだ。彼らのバス的最大イベントを奪ってはならない。

※フリーマガジンR25 34号「プチスマートモテリーマン講座」より

  • 停車ボタンはギリギリまで。

    子ども達にとってこのボタンは「降りるとき押す」以上の意味を持つ。バスそのものを操ったりロケットが発射したりするスイッチなのだ。子どもがいなけりゃ、問題なし
  • おばあちゃんガイドシステム、発動

    「どうぞ」はモテ美学に反する。偶然空いた席に、偶然おばあちゃんが座るという図式を想定。立っても片手は必ずシートとの連携を保ち、自然におばあちゃんを席までエスコートすべし
  • フロントガラスが街を切り裂く!

    モテリーマンの瞳に映る青い海を、バスに乗り合わせた彼女も見るのだ! ブリーフケースの重みを計算して、狭い車内で邪魔にならぬよう、スタンスは小さく
冒険に臨む男となり、荒海に漕ぎ出す…。バスには、こう乗るべし

武田篤典(steam)=文
text ATSUNORI TAKEDA
Shu-Thang Grafix=絵
illustration SHU-THANG GRAFIX

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