日常に潜む仕草のモテポイントを解説!

テーブルマナーがあるようにドラッグマナーもある。貴族的な薬の飲み方

2011.03.17 THU

モテリーマン

モテリーマンは完璧に薬を飲みこなす。100%薬効を引き出すため、処方箋の文言は100%守る。どんな高級店でも「食前」ならば食前、「食後」ならば食後に服用。しかし、決して場の空気を壊すことはない。その ドラッグマナー は、純銀のフォークを扱う貴族のように洗練され、主君に付き従う武士のように隙がないのである。
たとえば錠剤はPTP包装(プチッと出すやつ)から直接口中に〈スナイプ〉。手元から魔法のように発射、優美な放物線を描く。薬を飲むという 作業 を アトラクション として見せつつも、迅速に終わらせるのだ。
粉薬は、必要最小限の直角三角形だけを残し、一息に袋を破り取る〈ミニマル〉。これは、一粒たりとも袋の中に薬を残さないテクニックだ。三角形の鋭角部分より瞬時に全弾投入。そして水の分量も完璧。もっとも飲みやすく吸収されやすい濃度を実現する。これは薬と水の〈マリアージュ〉と呼ばれる。
…「食間」の場合は、自由に飲むがいいさ。

※フリーマガジンR25 44号「プチスマートモテリーマン講座」より

  • 飲む装置を創出する〈ミニマル〉

    その名のとおり、手元に残る袋は必要最小限。点線のとおりに切り取り、小さな直角三角形を作る。1番の鋭角部分が飲み口となる。口に直接つけないよう注意。袋を完全に開き切る<フルフラット>というスタイルもあるが、薬が飛ばされやすいので、注意。
  • 見せるだけでない〈スナイプ〉

    手づかみや“パッケージから直”は、洗練からは程遠い山賊の所業である。ちなみに一度に2~3錠発射する場合は<ショットガン>、連発の場合は<マシンガン>と称する。
テーブルマナーがあるようにドラッグマナーもある。貴族的な薬の飲み方

武田篤典(steam)=文
text ATSUNORI TAKEDA
Shu-Thang Grafix=絵
illustration SHU-THANG GRAFIX

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