“割のいい仕事”を探してみたら…

業界格差は最大で3倍以上! 「時給」の高い業界はどこだ?

2011.01.20 THU



写真提供/AFLO
不況まっただ中、労働環境は厳しい一方、給料が上がる気配はない。もっと儲かる仕事はないものか……というアナタのために割のいい仕事、つまり時給の高い仕事を調査してみた。取材に協力していただいたのは、公益財団法人日本生産性本部雇用システム研究センター上席主任研究員、東狐貴一さんだ。

「目立って時給が高いのは、やはり金融関係です。金融商品取引業・商品先物取引業が時給4510円、銀行業が時給3862円、保険業が3597円と続きます。商社は卸売業に分類され、時給は2938円。三菱商事などいわゆる大手の財閥系商社の給料は高いはずですが、中小企業なども含めるとあまり伸びない。意外なところでは、学校教育が高く、時給3891円。国公立学校の先生の給料は高めに設定されていて、私立もそれにならっています。自然科学研究所(3893円)、学術・開発研究機関(3887円)などの研究機関の給料が高いのは、天下り問題などが指摘された独立行政法人が多いため。電気業(4014円)、鉄道業(3523円)は、どこの会社も地域独占で新規参入ができないという構造が背景にあります」

億単位のお金を動かす金融業が儲かるのはイメージ通りだが、独占企業や利権絡みで給料が高いというのは夢がないと言えなくもない。

一方、ワーストの方はどうか。ワースト5位は道路貨物運送業1712円、同4位は宿泊業1561円、同3位は警備業1498円、同2位は水産食品製造業1452円、同1位は道路旅客運送業1399円となっている。トップの時給はワーストの3倍以上もあった。傾向としてはいわゆる食品関係などの身近な業界や3K職場などの賃金が低い印象だ。

就職、転職を考える際は、会社がどの業種に属するかが重要な鍵となる。まだ、やり直しが利きやすい若い時期にこそ知っておきたい。
(星野陽平)


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