何日もらえる? いつでも取れる?

新人ならおさえておきたい「有給休暇」の常識・非常識

2011.03.01 TUE


有休を取ろうとしたら上司が渋い顔を…なんて経験を先輩サラリーマンは経験しています。どうすれば上司の心証を害さずに有休が取れるか、新入社員はなおさら気になるはず。まずは入社前に有休制度を理解しておこう。そこで、アトラス総合事務所・特定社会保険労務士の安藤幾郎さんを訪ねました。まず、有給休暇とは何ですか?

「正確には年次有給休暇といいます。労働基準法第39条には、入社後6カ月継続勤務すれば10日の有休が発生すると記されています。その後、2年で12日、3年で14日、4年で16日、5年で18日、6年以降は20日に増えますが、労働日の8割以上出勤しないと有休の権利は発生しません。上限も20日までです」

法律に日数が定められてるなら、その分は自由に取得していいはずでは?

「一応、会社側にも1つ権利が認められており、事業の正常な運営が妨げられる場合には取得時期の変更を従業員側に求めることができます。とはいえ単に繁忙期だから、という理由ではこれに該当しないため、たいていの場合、休みたい時に取れるのが前提。ただ、忙しい時期に休むと同僚に迷惑をかける、とためらう会社員が多いですね」

では、なるべく周囲に迷惑をかけずに有休を取る方法は?

「大前提は、前もって上司に告げること。直前だと職場が混乱しかねません。会社によって半日や時間単位の有休制度を用意しています。丸一日休めなくても、そうした制度を利用すれば融通が利くかもしれません。会社の就業規則を事前によく読みましょう。また、長期休暇を取るなら、業務が比較的落ち着いている夏期休暇や年末年始につなげれば、支障が少なくなります」

普段から仕事ぶりを良くし、有休を取りやすい人間関係を築くことも大事と安藤さん。もしかしたら、有給休暇をいかに取得するかもビジネスマンにとっての試練、なのでしょうね。
(藤原央登/清談社)


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