罵詈雑言の数々からマジ暴力まで…

被害経験者は2割以上! 「パワハラ」驚がくの実態ルポ

2011.04.21 THU



画像提供/AFLO
どんな職場にも理不尽な上司は存在するもの。今年に入り、兵庫県庁職員がパワハラ行為で懲戒処分になるなど、社会問題としても報道されたりもした。が、ニュースになるのは一部だけでは? と思って調べたところ、読者世代(25~34歳)の男性サラリーマン1000人のうち、24%がパワハラを経験していることが分かった。

具体的なパワハラ内容について聞いてみると、最大の53%を占めたのは暴言や罵倒。「死ね」「バカ」「クズ」「虫以下」「殺すぞ」などの罵詈雑言から、「仕事は半人前だけど飯は一人前に食うのか」といった嫌味、あるいは「お前の代わりなんかいくらでもいる」といった脅迫まがいの言葉まで幅広く、回答者の悔し泣きが聞こえてくるようだ。さらに、言葉の暴力どころか本気の暴力を振るわれたことのある人も9.6%。殴られるのはまだマシで、「蹴り、傘での殴打、関節技、髪を燃やされた」など、本当に会社での出来事かと目を疑うような回答も少なくなかった。ちなみに、暴力.罵倒に次いで2位にランクインしたのは、「業務時間では絶対終わらない仕事量が割り振られる」「定時に帰ろうとすると空気を読めないバカ扱い」といったサービス残業の強要(26%)。さらに、社内飲み会への参加強要がほぼ同率の25%で続いている。

一方、こうした攻撃的パワハラとは異なる陰湿なパワハラも目に付いた。上司に無視されたり、「会議室で単純作業をするよう言われ、その横で上司は私の同僚や部下と会議をしていた」といった、非人間的な扱いをされたことのある人も20%に上るのだ。

ところで気になるのは、いい年した上司が、こうした言動に走る理由だろう。衝撃的なことに、被害者の75%が、自分への悪意ではなく、単に上司個人の横暴な人間性の問題だろうと分析している。単に、被害者の認識の違いなのか、会社の人事制度がまずいのか。いずれにせよ、パワハラ上司にだけは仕えたくないものだ。
(野中ツトム/清談社)


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