抜けがけ!ニュース塾

第1回 ビジネスマンの「いいネタ元」って?

2011.05.13 FRI

抜けがけ!ニュース塾


「ビジネスをするうえでの“ゲームのルール”を体に馴染ませるためには、日経を読むことがおすすめ」と語る齋藤氏。近著に『学問のすすめ 現代語訳』(筑摩書房)ほか

いいネタを仕入れるコツは、「習うより慣れろ」!?



ちょっとちょっと、そこのアナタ! 毎日ちゃんとニュースチェックしていますか? えっ、「もちろんしてるよ!」ですって?? それは失礼しました。じゃあ、もうひとつ質問。その情報収集のやり方、効率的に行えて、ちゃんとビジネスに役立てられていますか? えっ、「そう聞かれると自信ないかも…」ですって? そうですよね。かくいう私もそんなひとりなんです。

今よりももっと効率よく、もっと質の高い、「いいネタ」がほしい!(できればラクして…) どうすればいいのだろう? ベストセラー『声に出して読みたい日本語』(草思社)の著者、明治大学文学部教授の齋藤孝先生に聞いてみました。

「ビジネスに役立つ情報を効率よく得るためには、まずビジネスにおける“ゲームのルール”を学ぶべきだと思います」

んっ、ゲームのルール…?? なんのことでしょう?

「たとえば野球について語り合うとします。でも野球を知らない人にとっては、野球ってルールが複雑で、専門用語が多くて、とても語れないですよね。それと同じように、ビジネスにも語るうえでのルール、すなわち“経済”があります。各種の経済指標や専門用語とともにね。そして、そのルールを教えてくれる教科書、あるいはルールブックが新聞、中でもビジネスマンにとっては日本経済新聞なのです」

なるほど。たしかにビジネスには、経済というルールがありますね。でもそれだったら、経済の本を読めばいいのでは?

「学習というのは、習うより慣れるほうが、ずっと覚えが早いんです。そういう意味では、本よりも新聞を読みはじめた方が早いでしょうね。何回か、その領域の新聞記事に触れていると、だんだんと目が慣れてきます。『あっ、この言葉、昨日の1面にも出ていたな』といった具合です。3、4回ほどその言葉を目にしたら興味がわいてくるはずです。実は“興味”や“関心”が生まれるのは、慣れの問題なんですよ。初めて見る言葉には、なかなか興味ってわかないでしょう?」
知識はつながることで定着する。同じテーマでいくつかの記事を読むと、忘れにくくなるという感覚がそれだ
なるほど。つまり日経の紙面に目が慣れて、自然と興味がわいてくると、ラクしていいネタをつかめるようになると!

「読み続けるという日々の積み重ねが、実は一番の近道になるんです。なぜなら日経は、質の高い情報がまとまっていて、パッケージ化されているからです。よくあるニュースサイトというのは、だいたいが記事を時系列の順番で並べていて、その場でどんどん入れ替えていくもの。でもそうすると、物事の軽重がバラけてしまうんです。その点、日経は重要度が一目瞭然で、関連記事も分かりやすいですね。特にweb版である『日本経済新聞 電子版』は、記事にリンクが張られていて、朝刊・夕刊に加えて速報も読めます。そしてこの構造が、実は知識を脳に取り入れるのに、とても適しているのです。なぜなら、知識は“つながり”で定着するからです。ひとつの記事だと忘れちゃいますが、リンクをたどって3、4つ同じテーマで記事を読むと、忘れにくくなりますよね」

うん、それってあるかも! 『日経電子版』か。質の高い情報がまとまっていて、ネットでいつでもチェックできるなんて、これはビジネスで使える「いいネタ元」になりそうですね。ちょっとこれから読み続けてみたいと思います! 投稿募集はこちら 皆さんの投稿を募集中!

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