これからは円安時代がやってくる!?

利回りは日本株の7倍も! 海外投資するなら今のうち?

2011.05.19 THU

「リスクが高くて危険」「自分とは縁遠いもの」─。海外投資に対して、こんな印象を抱いている人は多いだろう。しかし、じつはそんなに恐れることはない。欲を出して一攫千金を狙うと大やけどをしかねないが、基本をしっかりと押さえて長期投資を心がければ、海外投資で年平均3%以上のリターンは十分に狙えるのだ。

まず、下のランキングを見てほしい。これは日本、先進国、新興国それぞれの株式・債券に連動する商品に投資した際の、過去8年間の平均年率リターン(円ベース)トップ5を掲出したものだ。

ダントツのトップは12.8%のリターンを叩き出した新興国株式。利回りは日本株式の7倍に上る。その他の海外資産も軒並み3%前後のリターンを安定的に稼いでいる。過去8年はリーマンショック、円高など、海外投資にとって悪材料も多かったが、それでもこれだけの実績を上げているのだ。

もう一つ海外投資の追い風となっているのが、投資商品の充実だ。販売手数料が無料のノーロード投資信託、コストが激安のETF(上場投資信託)など、手軽に国際分散投資をできるツールがそろってきている。ネット証券を通じてこれらの商品を買えば、毎月1000円から積立投資をスタートすることもできる。

たかが3%程度のリターンのために、手間をかけたくないと思う人もいるかもしれない。だが、「されど3%」だ。仮に毎月5万円の積み立てを続けた場合、利回りが0.1%だと、10年たっても利息は3万円しか増えない。一方、利回りが3%なら10年で108万円、5%であれば192万円もの利息がつくのだ。

ここ数年は円高トレンドだったが、多くの専門家は「これからは円安時代が来る」と予測している。海外資産を安く買える今のうちに、資産の一部を海外投資に回すことを考えてみてはどうだろうか。
(佐々木紀彦/『週刊東洋経済』)


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