放射能汚染を心配する声が多いですが…

海水浴離れの影響!? 子供用ビニールプール売れ行き好調

2011.06.23 THU


子ども用プール 画像提供/Mooney Green Photography/GettyImages
放射性物質による福島原発周辺の海水汚染が不安視されるなか、茨城県や外房などでも「今年は海で泳げるのか?」との声が挙がっている。

今月7日には、枝野官房長官が海水浴における「国としての安全基準」を策定することを表明したが、茨城県ではすでに独自の調査を開始。17の海水浴場を対象に測定を行ったところ、海水中に放射性物質は検出されなかったという。さらに、砂浜の放射線量も危険値を大きく下回っていることから、県はすべての海水浴場を例年通りオープンさせる方針だ。また、千葉県外房の各自治体にも問い合わせたところ、ビーチの閉鎖や海開きの延期を行う海水浴場は皆無だった。

とはいえ、現地からはこんな声も聞かれる。茨城県の大洗サンビーチに程近いリゾートホテルによれば「例年なら今の時期から予約が入り出し、夏休みシーズンは連日満室になります。リピーターや常連のお客様には今年もご予約いただいておりますが、全体としては減少しています」とのこと。やはり風評による影響は少なくないようだ。

一方、こうした海水浴離れの影響からか、総合ディスカウントストアのドン・キホーテでは「ファミリー用ビニールプール」の売れ行きが好調だという。

「ビニールプールについては、各店舗で順次販売がスタートしています。今回の放射性物質汚染の問題は、猛暑であった昨年をしのぐ需要につながると予測しており、今後もこれら商品の積極的な展開を予定しています。また、ビニールプールにも使う水道水をろ過するための浄水器も売り上げが伸びていますね」(ドン・キホーテ広報室)

なかには、大人が遊べるサイズのビニールプールもあるという。海水浴の代替としては正直物足りないような気もするが、国の安全基準が定まらない状況下では、不安が残るのも事実。自前で水浴びを楽しむしかないのかも。(榎並紀行)

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