父の日、母の日ギフトは前年比15%増だったとか…

震災で”絆”消費ムード!? お中元商戦好調

2011.07.19 TUE


取引先やお世話になった人などに季節の贈り物を届ける「お中元」。若年層には縁遠くなった感もあるが、今年は親愛の情をギフトに込めて贈る人が増えているようだ。

セブン-イレブン・ジャパンによれば「まだ出足の段階ですが、お中元ギフトの売り上げは例年を上回る好調ぶりです。とくに人気が高いのはビール、ハイボール、ハム、洗剤など。高価なものより、使い勝手のいい日用品が好まれているようです」とのこと。

じつは、こうしたギフト需要は震災直後から高まりつつあるという。それが顕著に表れたのは今年の「母の日」と「父の日」。両親へ贈り物をする孝行者が急増したのだ。

「震災を機に家族の絆を見直したという声はよく聞かれますが、それが形として表れたのが『母の日』と『父の日』だと思います。関連ギフトの売り上げは前年比15%増という伸びでした。今はコンビニで気軽に申し込めることから、若い人の利用も多かったようです」(同)

そもそも近年では、仕事関係より家族へ贈る人の方が多いようだ。味の素ゼネラルフーヅの「お中元意識調査(2007年)」によれば、贈り先のトップ3は「両親」(52.1%)、次いで「親戚」(49%)、「上司」(32.9%)。ビジネス上の慣習というイメージが強かったお中元の在り方は今や様変わりしている。

こうした消費マインドの変化に加え、今年はギフトと復興支援を結びつける向きも強い。百貨店やネットショップは軒並み「東北応援」と銘打ち、東北地方の名産品をプッシュしている。お中元ギフトに東北の物産をセレクトしてもらい、被災地を応援しようという試みだ。宮城県の笹かまや山形県のさくらんぼなどが人気を集めているという。

ちなみにお中元を贈る時期は地域によって異なり、東日本では7月初旬から中旬まで。西日本では8月中旬までといわれている。これより遅れる場合は、「暑中見舞い」や「残暑見舞い」と名前を変えて贈るのが習わしだ。普段はなかなか伝えられない親しい人への感謝の気持ち。お中元という形で贈ってみては?
(榎並紀行)

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