皆さんも経験ありませんか?

解約しないままズルズルと…“寝た子”出費の実態は?

2011.08.04 THU


クレジットカードの年会費なども、使わない人にとってはもったいない出費。そして、運営側にとっても、利用されないと意味がないので歓迎できない
画像提供/GettyImages
携帯電話やPCサイト、クレジットカードの年会費、ケーブルテレビの利用料など、多くの人が支払っている“有料サービス”。R25世代200人にアンケート調査を行ったところ、73.5%が何らかの会員制サービスを利用しており、月額平均3367円と、意外とお金もかけているようだ。

でも、この手のサービスは、会費だけ払ってほとんど利用しない“寝た子ユーザー”になりがちでもある。そこで、“寝た子”化したサービスがあるか聞いてみると、「ある」と答えたのは7.6%。さらに「ある」と答えた人に“寝た子”の実態を聞くと、1位クレジットカード、2位携帯サイト、3位はプロバイダ契約であることがわかった。

とはいえ、全体の9割以上は会費を払ったまま使っていないサービスはないとのこと。“寝た子”はほとんどいないようだ。

この数字が本当なのか、有料会員サービスを展開する運営会社に「寝た子」率について直撃すると、「すべての会員にご利用いただけるよう、サービスの充実に努めます」(某PCサイト)と、模範回答。そこで、野村総合研究所ICT・メディア産業コンサルティング部主任コンサルタントの前原孝章さんに会員制サービスの業界事情を聞いた。

「“寝た子”で儲け続けることは難しいと思いますよ。会員ビジネスはライバルも多く、競争の激しい世界。気がついて解約されたり、他のサービスに鞍替えされる方が困ります。ですから、寝ている層をアテにするビジネスはリスクが高い。むしろ、寝た子を起こしてサービスを利用してもらい、継続して会員でいてくれるように努める方がいいんです」

特に不況の昨今、こうした出費にシビアな人は増えている。ならば、寝た子に起きてもらってサービスを使ってもらう方が、ビジネスとしては安定するというわけ。ほとんど“寝た子”がいない現状は、ある意味健全なのかも。
(鼠入昌史/Office Ti+)


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