日常に潜む仕草のモテポイントを解説!

おいしく注いで、素早く飲む。それだけで見せる男の深み。ビールでモテる。

2011.08.18 THU

モテリーマン

彼はまず“彫刻家の繊細さ”を見せる。ザバザバとダイナミックにグラスにビールを放ち、泡を柔らかくクリエイト。そしてグラスを傾け、泡の下に残りを静かに注入する。泡はこんもりとふくらみ、ビールの香りをカバーする。その直下にはほどよく炭酸が抜けて滑らかさを増した液体…美しいグラス・ビアーの完成だ。が、瞬時になくなる。男が飲み干すからだ。グラスをがっしりつかみ、ゴキュンゴキュンと音を立てる。まさに“海賊の野蛮さ”である。トドメに“仏ののど”。まるで別の生き物であるかのようにぐりんぐりんと動く。

ビールをおいしく飲む一連のアクションで“繊細→野蛮→肉体的マッチョ”といった男の振り幅をパブリシティーするのだ。もちろん単に飲んでいるだけではない。“ゴキュン・サウンド”を心地よく響かせ、“仏”をもっとも魅力的に見せるアングルをシミュレーション。大前提として、おいしくビールを注ぐ技術を身につけねばならない。だって何よりOLちゃんにおいしいヤツ、注いであげたいじゃない。で…



※フリーマガジンR25 147号「プチスマートモテリーマン講座」より

  • 海賊みたいに野蛮に飲み干せ!

    もちろん、うまいうちに飲みたいからだ。が、ゴキュンという飲み音が、OLちゃんのキュンを呼ぶのも確か。のどの仏の動きが男性性をアピールするのもまたしかり。飲む際は、ベスト・仏アングルで彼女に対するべし
  • 彫刻家の繊細さで1杯をクリエイト

    まずは大胆に注ぎ、グラス内に泡を生成する。グラスの半分近くまで泡ができれば、グラスを傾けて、ゆっくりと残りビールを注ぐ。完璧に注がれたグラスビアーには、泡とビールの間に、細かい霧状の“スモーキー・バブルス”なるものが生じるのだ。ええと、お店の人が注ぐ生ビールでは当然使えません…
  • “で…”の続きは、また繊細に。

    汗をかいたグラスの水滴で、テーブル上にラブメッセージを作成だ。そうしてそうっと紙ナプキンを置く。するとじわじわと浮かび上がる愛の言葉。OLちゃん驚愕である
おいしく注いで、素早く飲む。それだけで見せる男の深み。ビールでモテる。

武田篤典(steam)=文
text ATSUNORI TAKEDA
Shu-Thang Grafix=絵
illustration SHU-THANG GRAFIX

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