日常に潜む仕草のモテポイントを解説!

様式美の朝とけれんみの昼 自動改札は美意識とともに

2011.09.29 THU

モテリーマン

自動改札でのモテは(1)〈茶道系朝技〉と(2)〈歌舞伎系昼技〉に大別される。

(1)は様式美にこだわったミニマルな所作。一度ではモテ性を認識されにくい。毎朝の通勤時、利用駅改札で出会う 他社のあのコ やキオスクのおねえさんに有効。派手さはないが、日々繰り返すことでじわじわと確固たる美意識を見る者に伝えていくのだ。代表的な所作は〈インビジブル〉。徒歩の手の振りと一体化した動きで定期券を投入&回収。単に歩いているだけのように見えるのに、確実にゲートはオープンしている。〈エアー〉はスロットギリギリに定期券を置き、自分が通過する際の風圧で自動改札機を通過させる。

(2)は飛び道具である。ダイナミックにして絢爛な動き。ルーティーンではないイベント的な外出にふさわしい、一撃必殺技。日中、そのときにしか会わないOLちゃんを釘付けにするのだ。失敗したときのリスクも大きいが、心配することはない。電車がどこかに運んでくれる。詳細はイラストにて。

※フリーマガジンR25 70号「プチスマートモテリーマン講座」より

  • 歌舞伎系昼技その1〈カクテル〉

    たくさんの荷物で両手が詰まっている状況は〈カクテル〉で攻略。片手の荷物を宙高く放り投げ、それが落ちてくるまでに定期券を投入&回収、自動改札機をスルーする技術。茶道とは真逆のけれんみ溢れる見せ場である
  • 歌舞伎系昼技その2〈トリプルアクセル〉

    無駄だけで構成されたような動き。スロットに定期券を投入するや否やジャンプ。空中で回転を決めた後に着地。同時に定期券回収。一発勝負の大舞台をダイナミックに盛り上げる
  • JR利用者は〈トップガン〉で

    わずか10cmのセンサーゾーンに、一瞬にしかタッチしていないように見えるのに、ゲートオープンさせる〈茶道系朝技〉。まるで空母にタッチ&ゴーする戦闘機のようだ。ホラ、よく見れば、スイカを持つ手も戦闘機風なフォルムに…
様式美の朝とけれんみの昼 自動改札は美意識とともに

武田篤典(steam)=文
text ATSUNORI TAKEDA
Shu-Thang Grafix=絵
illustration SHU-THANG GRAFIX

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