サラリーマンの生産性を測る指標の1つ

“1人あたり営業利益”が高いのはどんなカイシャ?

2011.10.20 THU


平均年収額と差が生じるのは、営業利益に金利の支払いや設備投資、事業継続計画用資金などが含まれているため
図版制作/藤田としお
米・野球サイト発表の“メジャーリーガー877人の費用対効果ランキング”で、イチローがまさかの870位! 例年より成績が下がり、チームも振るわなかったからだろうか。と、ここで気になったのが、我々サラリーマンの費用対効果。どうやら“1人当たり営業利益”なるデータがヒントになるとか…。

「“1人当たり営業利益”とは、企業の利益を従業員数で割ったもの。本業の1人当たりの儲け額を表すので、大ざっぱにいえばサラリーマンの生産性に似ているかもしれません。直近では、国際石油開発帝石が2億8450円で1位です」(企業情報ハンドブック『会社四季報』編集部)

なお、ランキングには基本的な儲けの仕組みが違う金融業は含まれないとのこと。では、“1人当たり営業利益”が高い企業の顔ぶれとは?

「直近で50位以内の企業には、国際石油開発帝石やコスモ石油(3158万円)などの石油会社、京阪神不動産(1億3881万円)など不動産会社のなかでもビル管理を主業にする会社が目立ちます」

ほかに、モバゲーの企画・運営で有名なディー・エヌ・エー(6584万円)も特徴的な例だそう。

「これら上位企業の共通点の1つは、原材料や仕入れコストがかからないこと。人が資本となってお金を生み出すので、おのずと1人当たりの生産性は高くなる。石油会社は、原油高で販売価格が上昇したため利益率が高くなっているのでしょう」

石油会社と同様、世界情勢を反映して上位に食い込んだのは、工作機械メーカーのファナック(3800万円)だ。

「いまヨーロッパでは、ユーロ安でドイツの自動車メーカーの販売台数が急増中。ファナックは、その恩恵を受けているのでしょう」

給料や評価だけではわからない、会社員の生産性。決算報告書から、自分の“生産性”の目安を算出してみては?
(有馬ゆえ/ノオト)


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