企業価値100倍増の猛者も!

数字で見る!凄腕社長ランキング

2011.12.15 THU


井上雅博氏が社長を務めるヤフーは、上場から現在までに企業価値が100倍以上に。ちなみにソフトバンク孫正義氏は下記のランキングで10位 『週刊東洋経済』毎週月曜発行 現在発売中の特集は「ガバナンス不全症候群」 定価690円(税込)
撮影/梅谷秀司
職場で責任ある地位につき、張り切って仕事に取り組んでいたら、ある日突然、会社の粉飾決算が発覚。マスコミにも大きく取り上げられ、会社の存続さえ怪しくなってきた─。最悪の事態である。さらに、経営者みずから不祥事に関与しているケースでは、状況がより深刻になることも少なくない。

不祥事は論外にしても、業績不振が続いているのに有効な改善策を打ち出せない経営者や、失敗して責任を取りたくないために、せっかくのビジネスチャンスを棒に振る経営者も問題だ。特に、幅広い投資家から資金を集めている上場会社の経営トップは、企業価値を最大限に高める責務がある。

左表の企業価値増大倍率は、上場会社のトップが社長就任(上場前に社長就任の場合は上場)以来、どれだけ企業価値を高めたかを表すもの。注目すべきは時価総額の増加額と配当総額との合計だ。1位のヤフー井上雅博社長は96年に就任。97年の株式公開以来、企業価値を100倍以上に高めた。

では、逆にダメな経営者に対して、いかに「NO!」を突きつけるか。それが、ガバナンス(企業統治)の根本的な問題だ。ガバナンスの仕組みにはいろいろあるが、その一つが社外取締役。外部の視点から、積極的に経営者に物申す存在として期待されている。社外取締役選任の義務化については現在、会社法改正の一環として法務省の法制審議会で議論されているところだ。

もちろん、形式的に社外取締役を置くだけでは意味がない。会社から独立した立場で、経営を本当に監督できるのか、場合によっては経営者に退陣を迫ることもできるのか、といった実質こそが重要だ。

自分の会社に社外取締役がいるかどうか、いるとすれば、どんな経歴の持ち主が就任しているのかを、社外監査役を含めてチェックしてみると、自社のガバナンス度がわかるかもしれない。
(三上直行/『週刊東洋経済』)


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