日常に潜む仕草のモテポイントを解説!

土足厳禁の室内にて。ズルズルペタペタの群れに差をつけるマイ・スリッパ

2012.03.15 THU

モテリーマン

玄関で靴を脱ぐ――そんなオフィスはレアだ。が、わが国は畳カルチャーの本場である。旅館や公営の研修施設など、意外に“靴脱がされスポット”は多いのだ。そこで舌なめずりして待つのがスリッパのヤツだ。スリッパはサラリーマンから機動力を奪い、その極端に薄いフォルムによってスーツ・スタイルの魅力を無効化する。モテを除去する。

春の研修の日。みんながスリッパをペタペタズルズル引きずる横をマッハですり抜けるのがモテリーマン。コーナーでもスピードは落ちない。フローリングの、Pタイルの、床と呼ばれる“路面”にスリッパがしっかりとグリップ、コーナリング、そしてパーフェクト・ピット・イン…いや、ごく普通に廊下を歩いて部屋に入っただけだ。が、彼の“ごく普通”はペタペタズルズルのスリッパ亡者の群れにおいては、音速の貴公子でありカミカゼなのである。

そこにはなんのスキルもない。ほんの少しカスタムしたマイ・スリッパと、その源となるモテ・モチベーションがあるだけだ。

※フリーマガジンR25 137号「プチスマートモテリーマン講座」より

  • マイ・スリッパこそがすべて

    かかと付きは禁止、それは靴である。靴IN家は、日本文化の冒涜である。「アイツ土足だぜ」と後ろ指を差される。ベーシックなスリッパのソールを改良するのだ。カーペットや家具の滑り止めテープを、効果的に貼るべし。ちなみにこれは左回り専用のセッティング
  • 見た目の問題だけではない

    スリッパ亡者のなかでのハツラツはモテだ。しかし“速く見せる”ことが重要なのではない。OLちゃんが転ぶなど、不測の事態にスピーディーにシュアに対応するためのグリップでもあるのだ
  • もしものときの安定感

    倒れそうになったOLちゃんをレスキューするとき、たくさんのお膳を一度に運ぶとき、スズメバチに追いかけられたとき…スリッパの安定感こそがサバイバルにつながる(モテにも!)
土足厳禁の室内にて。ズルズルペタペタの群れに差をつけるマイ・スリッパ

武田篤典(steam)=文
Shu-Thang Grafix=絵

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト