“失礼”の基準は時代と共に変化…

ビジネスマナー常識に変化の兆し

2012.04.09 MON


スマホの浸透率は25~34歳が24.5%でトップ。これらが要因で若手に携帯メールを使った仕事のやりとりが普及しているのかも
イラスト:藤田としお(データ/comSCOREリリースより)
初めてのアポイントは緊張するもの。ドキドキしながら電話をすると「会ったこともないのに電話とは失礼」と怒られた…。理不尽と思うなかれ。連絡を取る際のビジネスマナーについて、本誌が25~44歳のサラリーマンにアンケート調査をしたところ、驚きの事実が判明。なんと10人に2人が「会ったことのない人から会社に電話がかかってきたら失礼」と回答したのだ。その理由は「多忙さを考えていない」(39歳)や「仕事が中断する」(40歳)など。少数派であることは間違いないが、一昔前なら「まずは電話」は常識で、不快感を与えるような連絡手段ではなかったはず。しかし、メール文化の浸透や「個人情報」意識の高まりのせいか、ビジネスマナーの常識も微妙に変化しているようだ。

その証拠に、以前なら抵抗感を示す人が多かった行為が、徐々に受け入れられるようになっている。その代表例が「PCメール」と「携帯メール」だ。実は1年半前に本誌で同様の調査を行った際、「PCメールでのアポ取りは失礼」と答えた人は45.0%だったが、今回は38.5%に減少。同様に「携帯メールでのアポ取りは失礼」とした人も83.5%から75.5%に減少した。

もちろん、「携帯メールでアポ取り」には、大多数が抵抗感を持っているので、避けた方が無難なのは確かだが、なかには「なぜ失礼なんだ?」と感じている人もいるわけだ。

ちなみに、面識のない相手からのアプローチ法として最も抵抗感があったのは「アポなし訪問」。実に78.5%の人が「失礼」と回答した。「アポなしで、いろんな会社を片っ端から訪問しろ」と指導する「元モーレツ営業マン」系上司もいるが、この手法は時代錯誤なのだろう。

最後に、昨今流行りのSNSのビジネス利用についても聞いてみたところ、仕事の連絡手段として利用している人はわずか0.5%。さすがに仕事のアポイントで利用すると、まだちょっと変わった目で見られそうだ。
(笹林司)


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