2050年、人口4億の大国が誕生

ASEAN最強の成長国はどこだ?

2012.05.17 THU


画像提供/時事通信社
成長にともない課題もある、と岡本さん。「道路はじめインフラの整備はまだまだ。また、貧富…
経済成長著しい新興国の象徴といえばBRICs。最近では、それに続く新興国を「VISTA」(ベトナム、インドネシア、南アフリカ、トルコ、アルゼンチン)と称するケースもあるが、特に注目したいのがインドネシアだ。2012年の経済成長率は6・1%に上ると見込まれているが、成長の原動力になっているのは何か? 現地在住の経営コンサルタントで日本の公認会計士資格も持つ朝日ネットワークスインドネシア代表、岡本芳郎氏に聞いた。

「何といっても、ASEAN最大、2億人を超える人口を擁することでしょう。潜在的な国内需要を見込んで、投資が活発化しています」

しかし、インドネシアの魅力はそれだけではないと岡本氏はいう。

「政治が比較的安定しており、人件費はタイの半分以下であるなどASEAN諸国と比較しても相対的に割安感がある。天然資源国で資源ビジネスのチャンスもあり、原材料の国内調達もしやすい。また、全体的に穏やかな国民性で犯罪発生率が低い。さらに、親日国で日本人とわかると親しみを示す人が多いことも特徴です」

こうした背景を踏まえ、日本企業も続々と現地に進出し、積極的な事業展開を行っているという。

「二輪車やクルマ、IT関連の進出が加速していますが、最近の進出ラッシュは、セブン-イレブンとローソン。古いビルが壊され、突然コンビニになったりしています。日本の外食産業も進出熱が高まっているようで、日本人シェフの需要が高まっていると華僑系レストランオーナーが話していました」

では、今後の成長可能性は?

「2050年には人口は4億人に増えると予想されています。つまり、長期にわたり安定的な消費財需要が見込まれるということ。GDPはこの12年間で6倍超になりましたが、2014年まで7%台の成長を継続すると政府は予想しています。存在感は今後ますます高まるはずです」
(上阪 徹)


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