バイトしながら就職活動ができる!?

「報酬型インターンシップ」の魅力

2012.09.27 THU


報酬ありのインターンシップとなれば、学生気分では済まされない厳しい側面もあるという。心して臨みたい
画像提供/AFLO
学生が企業で就業体験を行う「インターンシップ」。就業前に仕事や希望する業界について学べる、学生にとっては貴重な機会だ。基本的には社会勉強、つまり教育の一環とされ、そのほとんどは無報酬だが、わずかながら給料が支払われる「報酬型インターンシップ」もあるようだ。無報酬と報酬型、両者の間にはどんな違いが? 就職情報サイト「リクナビ」編集長の岡崎仁美氏に伺った。

「日本のインターンシップはあくまで『教育カリキュラム』の一環という位置付けのため、企業側は学生に対し指揮・命令を下すことができません。しかし、指揮・命令のないただの研修では、仕事における学生の能力を評価することは難しいですよね。つまり、企業が『報酬型インターンシップ』を取り入れる背景には、学生と正式な労働契約を結んで実際の業務でも活躍できるかを見て、より優秀な人材を獲得したいという狙いがあるんです」

では、普通のアルバイトとは何が一番違うのでしょうか?

「企業と学生がお互いに『その先の就職』を見据えているかどうかがインターンシップとアルバイトの大きな違いだと思います。たとえるなら前者は結婚を前提とした同棲、後者はもう少しライトな交際といったところでしょうか」

将来を見据えているとなれば、当然ながら企業側が求めるハードルも高くなる。報酬型の場合、企業側は採用するかどうかの観点で見ているためプレッシャーは大きいが、「そこで認められれば採用に結びつくこともあります」(岡崎さん)とのことで、頑張りがいもありそうだ。ちなみに「リクナビインターンシップ&キャリア」には2012年9月時点で約2100件のインターンシップ情報が掲載されているが、その中で「報酬型」はわずか40件ほどの狭き門。まず「参加」するだけでも難関だが、「ここで働きたい」と本気で思える業界や会社があるなら、アタックをかける価値はあるだろう。
(榎並紀行)


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