上場企業「早期・希望退職」募集1.6万人超え

20代も対象!早期退職サバイバル

2012.11.15 THU


ハローワークの様子。2011年の若年失業率(15~24歳)は8.2%と、全世代の4.6%を大きく上回っている。リストラは20代にとっても非常に切実な問題なのだ 『週刊東洋経済』毎週月曜発行/定価690円(税込) 現在発売中の特集は「明日はわが身の解雇・失業」
撮影/吉野純治
もはやリストラは会社員の宿命かもしれない―。今年に入り、希望・早期退職者募集を公表した上場企業は56社、募集人数は1万6000人を超えた(10月30日現在、東京商工リサーチ調べ)。社数は前年並みだが、募集人数はほぼ倍増。リーマンショック直後の09年に記録した2万2950人以来の高水準だ。

これは、NEC、シャープなど大手企業が大量募集した影響が大きい。対象者は余剰感がある“バブル入社組”だけでなく、若手を含め全従業員のケースも珍しくない。20代サラリーマンも決して他人事ではなくなっている。

では、こうした厳しい環境を乗り切るためにはどうすべきか?

希望退職を経験する一方、大手企業のリストラを請け負ったこともあるキャリアコンサルタント砂山擴三郎氏が提唱する「リストラサバイバル6カ条」を紹介したい。

まずは、「3~5年先までのキャリアプランを作ること」。会社に任せきりではなく、自分で毎年目標を立ててキャリアを築くという自覚が必要だ。次に、「今の仕事を精いっぱい務める」。キャリア形成に役立つうえ、社内での評価も自然に上がる。「自己実現のために会社を最大限利用する」とは、望むキャリアにつながる仕事、部署を探すという意味。将来、外資系企業で働きたいなら海外勤務、起業を考えているなら経営に携われそうな子会社への出向を希望する。

続いて、転職時に優位になることから、「英語を学んで得意技にする」。そして、「アンテナを張って転職の準備を」。求人情報のチェックや、キャリアの棚卸し(自己分析)、職務経歴書の書き方も覚えておく。最後に、「収入の10%以上を貯蓄する」。リストラ後の最大の不安要素はおカネ。再就職活動を冷静に進めるためにも蓄えは必要だ。

こうした準備を怠らなければ、無用にリストラを怖がらずに済む。どれも簡単ではないかもしれないが。
(山本直樹/『週刊東洋経済』)


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