職場?自宅?どっちに出す?

「ビジネス年賀状」のあて先問題

2012.12.03 MON


明治20年代の年賀状。当時の年賀状には暦が記されていることが多く、商人や旅館などの営業用ツールとして重宝されていた
画像提供/年賀状レトロ美術館
個人情報の扱いがデリケートな今、社員の住所が公開されていない職場も多い。まして社外の人だと、自宅の住所を知る機会はそうそうない。そこで困るのが年賀状のあて先。いったいどうしたらいいんでしょう?

「まず、相手が社外の人の場合、本当にお世話になっている人には『年賀状を贈りたいので…』と率直に聞くのが良いでしょう。『そんな気は遣わなくていいよ』と言われるかもしれませんが、相手への誠意は示せますから」

お答えいただいたのは、人材育成トレーナーの美月あきこさん。ただ、それほど深い付き合いでなければ「先方の職場に贈ればよいでしょう」とのこと。

では、同じ職場の場合はどうしたら…? 改まって住所を聞くのも気恥ずかしいし、職場あてに贈ると相手が目にするのは「仕事始め」の日になってしまうが…。

「相手との関係性にもよるでしょうが、自宅の住所を知らなければ、職場に贈ればいいと思いますよ。仕事始めの日に『年賀状ありがとう』と言ってもらえば会話のきっかけにもなりますので」

ちなみに職場関係の相手に年賀状を贈る場合、「贈った相手」と「贈らなかった相手」の差が、変な形で表面化しないよう配慮が必要。特に他意はなくても、仲の良い先輩にだけ贈ったりすると、あとで余計な誤解を招く恐れがある。

最後に気になるのは、年賀状に書く内容だ。

「新年の挨拶が印刷された年賀状を贈る場合でも、必ず手書きで一言二言添えましょう。『薦めていただいた○○の本、読みました』など、相手とのちょっとした会話に出てきたネタを絡めたりすると、気の利いた印象が残りますよ」

就職一年目は、周囲に何かと迷惑をかけることも多いはず。だからこそ、お礼の気持ちを込めて、お世話になった皆さんに年賀状を贈るのが、社会人としての礼儀と心得るべきだろう。
(有井太郎)


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