日常に潜む仕草のモテポイントを解説!

カバン内の構成と、置き場所を意識して網棚でモテる

2013.03.21 THU

モテリーマン

網棚には〈スイートスポット〉がある。網棚のなかでも、よりしっかりと荷物を抱きとめてくれる場所のことだ。それは網棚と交差するアーム。網棚を支え、電車の内壁へとつなぎとめるパーツである。この部分がブックエンドのように少しだけ盛り上がっている。そこにカバンをもたせかけるのである。

座席ではマナーのよい男の多くが、網棚には無頓着だ。狩った獲物を投げ捨てるようにぞんざいにカバンを置き、無駄にスペースを使う。モテリーマンは書棚に分厚い本を戻すがごとく、慎重にカバンを差し込む。〈ライブラリー置き〉である。とる幅はカバンのマチの分だけなので、多くの乗客の網棚利用を喚起することができるのだ。もちろんそのためにカバン内は〈THシフト〉に調整済み。

網棚遣いの見事な紳士でありながら、〈ライブラリー置き〉する上腕のたくましさよ!「ああ、私の荷物も…」と目を潤ませるOLちゃんに大使、恭しく黙礼、「あ、置きましょうか」のキラーフレーズが炸裂する。

※フリーマガジンR25 141号「プチスマートモテリーマン講座」より

  • 〈スイートスポット〉を探せ

    金属のパイプを平行に並べたものをアームが支える。網棚の奥、つまり壁際にいくと少しだけアールがついている。このアームの両脇が〈スイートスポット〉。両手でドサリと置くのではなく、片手でマチの部分をつかみ、慎重に、書棚に本を戻すように…
  • 〈THシフト〉〈JRシフト〉

    左は〈スイートスポット〉を確保する前提でのカバン内の設定。中身を“背の順”にならべ、置いたときにどちらか一方に傾くようにする。何物かにもたれて立つ他力本願型だ。右は自立型
  • 普段は〈ニッチスタンス〉

    だが、モテリーマンも網棚に幅をとって置く場合がある。ただこれは、無頓着ゆえのことではない。次の駅から乗ってくる他社のあのコのために、網棚に席を確保する。〈リザーブスタンス〉なのである
カバン内の構成と、置き場所を意識して網棚でモテる

武田篤典(steam)=文
Shu-Thang Grafix=絵

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