人手不足にタダ働き、現場の意見対立…

長引く不況に職場ストレスが急増中

2013.06.18 TUE


ここ最近、「仕事が忙しくなった」という声をよく耳にする。ニュースで会社員の超過勤務が話題になることも少なくないが、実際はどうなのか?

25~34歳の働く男性500人にアンケートを実施すると、2~3年前と比べて「とても忙しくなった」「やや忙しくなった」と回答した人は52.4%。原因として、「業績低迷による人員削減」(35.5%)と「業績低迷によるコスト削減」(33.6%)などが目立つ。なかには「リーマンショック後、会社が薄利多売&コスト削減路線になったため、現場は常に人手不足。土日もタダ働きが当然に…」(30歳・広告デザイン)という人も。

仕事が忙しくなればストレスも感じやすくなる。69.2%の人が2~3年前より「とてもストレスが増えた」「ややストレスが増えた」と回答。ストレスの原因を3つ挙げてもらうと、「仕事量の増加」(45.4%)、「給料への不満」(44.5%)、「職場の人間関係」(43.9%)に回答が集まった。


「経理が人手不足なのに、業績悪化のため新規採用はゼロ。おかげで私たち営業職も事務処理を手伝うはめになり、負担が激増です」(31歳・自動車販売)

もちろん、「いつの時代も仕事にストレスはつきもの」という声もあるかもしれない。しかしこの不況下、現在のR25世代の感じるストレスは上司たちの若いころのそれとは少し違うのでは…? 現場の若手社員からも、近年の不況や国内市場の減少に起因する不満が多数寄せられた。

「僕ら営業担当は、不況だからこそ数字に反映されにくい顧客サービスなども重視したいと訴えているのに、上司の話は単純な売り上げ増のことばかりでうんざり」(29歳・精密機器)

市場縮小や業績不振が人員&コストの削減を生じさせ、ひいては業務の負担増や職場の不調和を招いているといえそう。最近はスマートフォンなどの新技術の登場で仕事から離れられる時間もますます少なくなり、震災による社会不安なども影響して現場のストレスは増すばかりだが、構造的な問題であるだけに、今後もその傾向は続くのかも…。
(糸数康文/Office Ti+)

※この記事は2011年08月に取材・掲載した記事です

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