安倍内閣の中枢などエリートを多数輩出

「マッキンゼー学校」の秘密とは?

2013.07.18 THU


今年6月に大証ジャスダックに新規上場したリプロセル。横山周史社長(写真)は東大で博士号を取得後、マッキンゼーでコンサルタントとして働いた経験を持つ 『週刊東洋経済』毎週月曜発行/定価690円(税込) 現在発売中の特集は「マッキンゼー学校 最強メソッド&全人脈」 撮影/梅谷秀司
モバゲーで知られるDeNAを創業した南場智子氏。交流サイト「ミクシィ」社長に就任したばかりの朝倉祐介氏。SNS業界を牽引する2人に共通しているのは、経営コンサルティングのトップファーム、マッキンゼーで働いていた経験があること。

新規上場企業を見ても、今年3月上場のオイシックス(野菜ネット販売)、同6月上場のリプロセル(iPS細胞関連)の社長がマッキンゼー出身者だ。経営者だけでなく、世界の肥満と飢餓の問題に取り組むNPO法人テーブル・フォー・ツーの小暮真久氏のような社会起業家の活躍も目立つ。さらに、茂木敏充・経済産業大臣、上山信一・大阪府特別顧問など、国や自治体を動かすOBも。

世の中に与える「バリュー(価値)」「インパクト(衝撃)」を重視するマッキンゼーで鍛え上げられた精鋭の活躍が目立っているのにはワケがある。マッキンゼーは、企業の「成長」を促すエリートコンサルタント集団。安倍政権のもとで成長戦略へと舵を切った日本は、彼らにとって活躍しやすい舞台になっているのだ。

そもそもマッキンゼーは1926年創業の老舗。日本では、長く日本支社長を務めた大前研一氏の名前とともに知られてきた。それでも日本人OBは1000人程度であり、必ずしも多いわけではない。にもかかわらず、ここまでOBの活躍が目立つ理由は、人脈を結びつける強力な同窓会組織があるから。まさに、学校のような組織なのだ。

リーダーを育成するメソッドも秀逸。「問題の99%は意味がない。1%に集中せよ」「情報を分類すれば課題が見えてくる」など、目から鱗のノウハウはOBを通じて社外へも知れ渡るようになってきた。今では、秘伝のタレを入手するのは簡単。マッキンゼーの最強メソッドを身につければ、これまで以上にインパクトのある仕事ができるようになるかもしれない。
(山田俊浩/『週刊東洋経済』)


関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト